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吾郎ちゃんとつよしさんのモミ&ヒゲは実は似ている - 2003年01月20日(月)

 『仮面ライダー龍騎』が終ってしまった……………。(><)
って、KinKiファンの方々が見て下さってるこの日記に書いたところで、だからナニ?って話なんだけども。

 だが『仮面ライダー龍騎』が単なる子供向け特撮と思っていたら大間違い。ホントに難解な深いドラマだった。
主人公の龍騎が最終話以前に死んでしまったのも驚きだったし、ヒロインがすべての戦いの原因だったという衝撃的な展開もあった。
映画版も観たという龍騎ファンの友人が、まるでデビルマン(マンガ版)みたいな話なのよっ!とメールをくれたけども、ラストはまさしくそんな感じだった。
仮面ライダーと呼ばれたニンゲン同志の戦いに、善も悪もないのだ。純粋な願いがあっただけなのだ。

(まったくKinKiネタじゃないわ…あたしったら…)


 で、吾郎ちゃんと北岡先生である。
最終話のメインは(ワタシ的に)無論彼らである。
ゾルダと王蛇の対決シーン…そして吾郎ちゃんの最期の言葉にはマジ泣きした。←夜中にビデオを観て大泣する女

 王蛇の攻撃を受け地面に倒れ伏したゾルダには、もはや戦闘能力もなくなっていた。
 しかーし、その正体は北岡ではなく吾郎ちゃんだったのだ。

「………先生、また美味いもん買って帰ります……」

と呟き、眠るように逝ってしまう吾郎ちゃん。
ゾルダが北岡ではなかったことに驚愕の王蛇!

 当の北岡先生はというと。
事務所のソファで、身じろぎもせずに横たわっているのだ。
彼の表情は一切画面に映らない。胸の上で組み合わされている手と、添えられた一輪の白薔薇だけが印象的に映る。
 約束の時間になっても現れない北岡先生をずっと喫茶店で待っているレイコさんと、窓の外にちらつき始めた雪がまた泣かせる。
そしてテーブルには同じように白薔薇が一輪。
---------北岡先生がもう彼女に会いに来ることはないのだ。

 吾郎ちゃんは先生の最期を見取った後、浅倉と決着をつけたいという彼の意志を継いでゾルダになったのだろうと思う。
……北岡先生はそんなことを望んではいなかっただろうに。
「吾郎ちゃんは何もしなくていいんだよ〜ほんとにね……」と、あくまで明るく彼を突き放す北岡先生だったのに。(><)
 そして戦闘経験豊富な王蛇に、初めてライダーに変身した自分が勝てる筈がないことも、吾郎ちゃんは薄々わかっていただろうに。

まるで後追い心中じゃないの……吾郎ちゃん…………。
いや、殉死かしら……。

と思った私は、やはりマニアな女なのだろうか。

私はこの手のキーワードには弱い。好きなのだ。
世間では評判がイマイチだったドラマ『空から降る一億の星』の最終話も大好きだったし。『失楽園』みたいな露骨な心中は好きじゃないのだけども。


------------- 龍騎が終ってしまい、すっかり心に穴が空いた月曜日。
龍騎DVDボックスをうっかり買ってしまいそうな自分と闘っている。
全話の後半部からハマった浅いファンなので、第1話からすべて観たいのだ。
ダメダメ!50話もあるんだからっ!『金田一』だって『未満都市』だって持ってないんだから!
でも最終話がディレクターズカットだったら、買ってしまうかも…………。


...



 

 

 

 

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