髪の毛のひとすじまで 気にしていた朝も ハイヒール鳴らす音も 今はもう失くして
部屋の中うろうろと 救いを探し 挙句 疲れきって倒れこんでも ベッドは貴方の匂い
こころにそっと隠した 病が愛を壊した 神様はこんなにも意地悪 眠らせてもくれない
誰かに手をとられて 初めて気づく 銀の指輪のつめたさ 左手から外せない
救いを求めて 彷徨うこころから なお愛が消えて 長い旅が始まる
もしも枕の下から 貴方の手紙を 抜き去れる日が来たら 眠れるのだろうか
こころに隠した病を そっと抱きしめながら 貴方の匂いも忘れて 時間さえすべて 忘れて
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