夜明け前にあの星へ着く 最終のバスに乗る
最後までためらった 荷物の上に座り込んで
胸の何処かで知ってた あの星まで何時間 それが僕をためらわせた だけど
このバスに乗ると決めた だから僕は行くよ 「後悔するかもよ」 誰かがささやいても
バスに乗り遅れるのが こわいからじゃなくて なにかに せきたてられたからじゃなくて
僕が素直にチケットを 差し出せるときが来た きっとそういうこと 星の遠さを知っていても
バスは黙々と走り続ける ためらいがちな旅人を乗せて 遠い星へ 遠い世界へ 遠い時間へ
遠い心へ
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