”大丈夫わたし強いから”そうやっていままでいくつのうそをきみはついてきたのほんとに強いひとはそんなふうに笑わないよいまにも泣き出しそうな顔で唇の端だけをきゅっとあげてぼくがきみの代わりにたくさんうそをつくからきみはしばらくうそをついてはいけませんほら春風に吹かれるままに涙の珠が飛んでゆくよ