全身で恋うている背の君は遠く離れてより幸福になったと聞いた春はじきに終わる激しい季節が来る心も体も泣きながら求めるきょうもあのひとを背の君を思えば甦る甘く苦く季節はいつも夏疼く傷と心とからだ疼く傷と疼く性そのすべてを求むきょうも我侭なあたしのこころとからだ