孤独という名の病に冒された 生まれ落ちて最初に知ったことが多分それで これから一生この病と転がり続けるのだと 無意識のなかにあたしは覚悟を決めた
スタート切ったからには 止まることできない 降りること許されない そういうルールのゲームとも知らされず
壊れゆくものがいつも かぎりなくいとおしい 自分のなかから生まれた それは片割れのような
壊れゆくものがいつも なによりも親しい ちいさな手のひらに 握り締めたあの日の決意
孤独という名の病は 坂を登りつづけよと命じる 登りきればそこに緑の大地が 広がっているとうそぶく
その声の命ずるままに 血の味の唾を吐き捨てながら あたしは駆け上ってきた 岩に脚を切り裂かれながら
壊れゆくものよ きっと 君も知るのだろう 孤独の病に冒されたものに 安息の地など見つかりはしない
孤独の病に憑かれて 自分だけの地平目指しても そこに続くのはただ 壊れゆくための断崖
壊れゆくものよ 君は 孤独の病を背負い どこまでゆけるのだろうか 砂漠の雨に 束の間の 渇きを癒され むしろ旅路が 続くことを恐れながら 君は雨を待っている
壊れゆくものよ
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