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つれづれりゅうがくにっき。
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2001年10月23日(火)
留学を決めるまで その4

高校は地元の公立進学校に行った。
この学校は進学校だけに、大学受験に力を入れていて
入学当初から受験受験ってうるさくて、うんざりだった。
進学校にありがちだけど、中学のときはできた勉強も
高校になってからは、ついていけなくなって、
1年のときは英語さえも勉強しなくなってしまった。
成績は中の下って感じ。
運動部に入っていたので、ますます勉強しなくなった。

2年になっても成績は相変わらず。
英語はちょこちょこ勉強してたけど、
たいした成績はとれなかった。
夏休み、親が短期留学することを勧めてくれた。
モチロン、あたしは行くことにした。
行き先は、カナダ・トロント。
あたしは、3週間そこで過ごした。
この短期留学はあたしにとって、ショッキングだった。
クラスは、初日のテストによって振り分けられたのだが、
英語ができないとはいえ、それは進学校の中での話。
だから、あたしは筆記試験やリスニングはできてしまったのだ。
それが悪夢の始まり。
難しいクラスに入れられてしまった。
そこには、メキシコ人がたくさん。
メキシコ人はとってもよくしゃべる。
あたしは、人見知りする上に、英会話に行ってるとはいえ、
月2回だったので、かなりビビッテしまった。
みんなの話を聞くので精一杯だった。
すごくショックだった。
あんなに学校では難しいことやってるのに、
全然しゃべれないなんて・・・。
大学受験の英語なんて役に立たない。
このときほんとにそう思った。

授業で質問さえもできない。
今まであたしがしてきた勉強はなんだったんだろう。
そんなことを思いながら過ごした3週間。
最終日。
あたしは、授業で自然と初めて先生に質問してみた。
先生は丁寧に答えてくれた。
それがすごくうれしかった。
ただ先生に質問しただけなのに、すごくうれしかった。
そんで、思った。
もっと長い期間いたら違うかもしれない。って。
大学に入ったら絶対留学しようってこのとき思いを新たにした。