「いつもにこにこ・みけんにしわなし」
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「ホコリでは死なん」。 名言だ。 はるか古代からオンナ達の間に連綿と語り継がれてきた、大変重みのある言葉だ。 小さい子供を持つうちでは、これはもはや合言葉ではないだろうか。
だが! やっぱり、きれいに片付いた、清潔な家でくつろぎたーい! そうだろ!?
わたしはセンギョーシュフなので、毎日掃除をする。 ほんとーの、ほんとーに、毎日している。 子供さんが大きいおうちや、大人だけのおうちのように、 「掃除機は3日に一回で充分きれいよ。」なんてわけにはいかない。 チビが3人もいるんだもん。3日に一回は四つんばいで雑巾がけだ!
なのに、うちがきれいに片付いていているのは、 10時から4時までの期間限定なのだ。
そう。上の子二人が保育園に行ってる間だけ。
どーして、子供ってやつは、あんなに散らかすのがうまいんだっ! 「ただいまー!」から、ものの5分で、リビングは様相を変える。
いやいや、アレは、「遊んでる」んだから。 決して嫌がらせに「散らかしてる」わけじゃないんだから。 そうそう、静まれ、ワタシ!
子供の興味の対象は次々に変わってゆく。 ぬいぐるみを出したら、 次はぬいぐるみちゃんにお料理を食べさせてあげなくっちゃ。 おままごとを出してみたら、ピクニックごっこのときのリュックも一緒に出てきたわ。 じゃあ、ぬいぐるみちゃんとピクニックに行きましょう!お弁当もって!
その気持ち、わかるよ。 だから、ぬいぐるみと、おままごとと、リュックと、 バスタオル(ピクニックマットのつもり)とが、いるんだよね? でもね、せめて、ピクニックの行き先は1ヶ所だけにしてくれないかい?
室内ジムと、テーブルの下と、上の和室と、和室の押し入れと、 4ヶ所も行かなくてもいいんじゃないかな?
私がお台所に立ってる間に、あっちもこっちもものすごーく散らかってる。
一通り遊んで満足したオチビ達は、コタツで忍玉らん太郎とか見てる。
「遊んでないんだったら、片付けなさいよー。」 「はーい。」 もちろん、返事だけである。
「・・・・・みんな捨ててもいいのー!」 「あかーん!」 「はい、じゃ、片付けて!」 「はーい。」 もちろん、返事だけである。
「モオッみんな捨てたるぅーーーーッ!」 「あかーん!!」 やっとここに来て、片づけをはじめるオチビ達。
子供だけで片付けてるんだから、あんまり手出しはしないほうがいいかと思うが、 まあ、きちんと片づけてあることなんて、めったにない。 やつらにしたら片づけたつもりだから、一応、ほめるが、 おかーちゃん的にはまったくのNGである。
で、時間も遅くなってきてると、 「いいわ、あとはおかーちゃんがするわ。」となる。
ご飯を食べて、お風呂にいれて、寝かしつけて、 ばたばたばたばた! もう、今日はいいや!明日の朝、片づけたら!
悲惨な状況の部屋に、ひげ長男は帰ってくる。 彼は「きれいに片付いてる我が家」を、見たことがない。 存在するのに。あなたのいない日中だけなんだけど。 だからいつも彼は、ご近所マダムが 「きゃおちゃんとこはいつも片付いてる」というのを いまだにウソだと思っている。
そして私が、お小言を食らう。うえん。
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