「いつもにこにこ・みけんにしわなし」
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2001年02月18日(日) |
本物なんて、10年早い。 |
親が見たいので、子供達も美術館に連れて行かれた。
うまい具合にマルは寝ている。 ロビーで モックンとミーに、 「ここから先は、お静かに願います。」 と言ったら、 もうひそひそ声で、 「わかったー。」
子供達の目を引くような 楽しい展示ではないので、 退屈だろうなぁ。
絵や家具が、薄暗ーい中に並んでるだけだ。 どの大人も、何にも言わずに、足音もたてずに、 まじめな顔をして、ゆっくりとしか進まない。
「(小さな声で)おかーちゃーん。」 (目線だけで、「なに?」) 「ボク、読めるでー。」 (口元だけでちょっと笑って、”ヨカッタネ。”) 「読んだろか?パイン材、ステンシルパネル、・・」 ぐわしと肩をつかんで、小さな声で、 「ありがと、いいわ。お静かに。」 モックン、ごめんよー。
走り回られても困るので、 手をつなぐ。 ミーはおとなしく、手を引かれてついてくるが、 モックンは1人で順路を回り始めた。
二部屋見たところで、マルが起きた。 「?・????おかーやん!」 モックンとミーとおかーちゃんから、 「しーーーーッ!」 「む!やっ!」
別室との間の休憩室で、 1人で先にさっさと見終わったおとーちゃんと、隔離。
あれ?おかーちゃんは? あ、あんなお部屋にいる。 「おかーやんっ!」 うー。 「なにしてんのーっ?」 展示室に走りこんできた。 あちゃー。 抱っこしよう。 「おおおおおう!きれーね〜?」 う。うん。コイツお構いナシだ。
悪いことに、声が反響することに気がついた。 「ワッ♪」 (ヮ♪)
ひー!もうダメだー!
「子供のうちから、本物を」 なんて、えらい先生方は言うけれど、 なかなかそんなワケにゃいかないのだ!
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