「いつもにこにこ・みけんにしわなし」
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2001年02月17日(土) |
「待つのも楽しいのよ。」 |
ショータくんが遊びに来た。
昼前から昼ごはんをはさんで、夕方6時くらいまで、 仲良く遊んでる。
ゲームボーイも、コマ廻しのコマも、ゾイドも、 おままごとも、おりがみも、 取り合いになって、もめたりとかが一度もなかった。
何でかなぁと、思って見ていて気がついた。 モックンと、ショータ、待てるんだぁ。 「貸して。」 「待って。」 「うん。」 で、しばらく違うことして、空くのを待ってる。
いつもよくもめる原因は「待てない」からだ。 子供は、人が楽しそうにやってるものほど、欲しくてたまらない。 楽しそう!と思うと、とまらない。 「貸して!」 「待って。」 「かーしてーよー!」 「待ってって!」 「貸してくれへんー!」 挙句の果てにとっくみあい。
兄、姉たちがもめないので、 マルもおにーちゃんの使ってるものを横取りしたり、 おねーちゃんの作ったものを壊したり、 いつもの悪行をしない。 それどころか、 「ちょーたぁ」と、すりよっていっては、かまってもらってる。
なんてこと。
大人が「仲良く遊びなさい!」なんて、がみがみ叱るより、 なんて効き目があるんでしょ。
待つって大事なことなんだぁ。
欲しいものが手に入らない。 今すぐ、自分のそばにおきたい。 ずっと、自分だけが持ってたい。
大人でもあるなぁ。これ。 私、思い当たるよー。
待つことができなくて、 欲しい気持ちだけが暴走してしまったら、 例え手にいれても後味悪ーい。
でも、ちょっと自分が我慢して、 手に入るまでの間を、楽しみにして、 わくわくしながら待つことができたら、 「手に入った喜び」に「待った甲斐があった嬉しさ」 が、 おまけについてくる。
予約してまで欲しいものと、 持ってるヤツからかっぱらうのとは、 ちがうじゃない。 ソレに対する、愛しい気持ちが!
よし。 今度もめたら、怒鳴る代わりに、 「待つのも楽しいのよ」って、言ってやろう。
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