「いつもにこにこ・みけんにしわなし」
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2001年03月10日(土) 「アタシ、帰らない。」

今日は創立記念日で保育園はお休み。
天気がいい。

朝から、庭でシャボン玉をしたり、
砂場でプリンを作ったり、
きょうだいで外遊びをしていたが、
昼には飽きてきた。

お友達と遊びたいなぁ。

土曜日なので、お父さんがお休みのおうちもある。
お父さんがおうちでくつろいでるのに、
上がり込んじゃダメ!
っと言い渡してあるので、
モックン一生懸命考えた。

お父さんがお休みじゃなくて、
今日、お稽古してない子。

「おかーちゃん!ショータとこいって来る!」
「ミーも!」
「ぶんもぶんも!」

あ、いや、その、ね?

ショータのところは、おかあさんが、自宅で美容室をしている。
特に土日は、昼ご飯を食べる間もないくらい忙しい。

店で仕事中、子供達はリビングで好き放題に遊べるわけで、
子供達にとっては、嬉しい遊び場だ。

モックンだけならいい。
ミーも・・いいかな?

でも、マルは。
マルは置いとけないよ〜。

やつは、なんといっても、まだオムツだ。
しかも、そのあたりのもを手当たり次第食う。
ダメダメ。
主のいないリビングに私まであがるわけにはいかないもの。


「モックン、ショータんち行って、うちであそぼって、誘っておいで。」
「うん!」
「帰ってくるのよ!」
「うん!」

キャーーと、3人揃って駆け出していった。

帰ってこない。

ダッシュで、行って見ると、
モックンがテレビゲームをしていて、
マルはそれを横に座って見つめていて、
ショータとミーは、ごっこ遊びをしていた。
くつろいでんじゃないよー、あんたたちー。

「うちにきて遊ばない?」
「まだゲームはじめたとこやもん!」
「ショータくんちであそぶー。」

うう、じゃ、マルだけ。
「マル、かえろ。」
「やっ!」
「おやつ食べよ?」
「これ、みてんのっ!かえやないっ!」
「でも・・・・、」
「いいの!ばいばい!かーやん!じゃーねー!」

そ、そんなぁ。

店に回って、ショータママにお願いする。
「ごめんねぇ。呼んで来いっていうてるのに、上がりこんで。」
「いいよ、ショータもたいくつせーへんし、ほったらかしやけど。」
「マルだけつれて帰りたいんやけど、いうこときかんの。
30分だけ、置いてってもいい?」
「うん!いいよ!」

子供達に、のどが渇いたり、おなかがすいたりしたら
帰ってくるように言って、うちに戻る。

でもそわそわ。

あら。帰ってきた。
「おかーちゃん!アイスー!」
「おばちゃん、アイスー!」
しょーがないなー。小さいのいっこずつ。
「じゃーねー!!」
あらら、いっちゃった。
マルも「まってよおおおお!」
とか言いながら、ちゃんと後をついて走ってく。

そわそわ。
見にいこ。

モックンとショータがゲームをしている。
ミーはおままごとをしている。
マル、じーっとゲームの画面を見てる。
もう連れてかえろ。
抱っこすると、暖かい。

店に回って、お礼を言う。
「ありがとう、これだけ連れて帰りますー。」
「こっちこそほりっぱなしでー。
あ、そうそう、アイス食べさせてしもたわ。」
「え?うちにも来たよ!アイスーって。私も食べさせた。」
「あーッ!二個食べとる!」
「やられた。」

そんな話をしているうちに、
抱っこでマルは眠ってしまった。

マル、お友達のうちにおかーちゃんナシで遊びにいけるようになったのねー。
なんだか、ちょっと、つまんない。
楽できるのに。



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