「いつもにこにこ・みけんにしわなし」
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2001年03月28日(水) 読んだ!

ミーが、「文字」を読んだ!ついに読んだ!


私は、お勉強を教えないお母さんだ。
毎月来るしまじろうのDMはありがたくいただくが
申し込もうとはただの一度も思ったことがない。
体験お試し付録は、いい出来なのでいつも子供と楽しんでる。(ありがとうベネッセの皆さん)

でも、「うちの太郎君がこんなにいい子になりました!」マンガは気に入らない!(すみません、ベネッセの皆さん)

暴れん坊で、手のつけられないわがままで、
お行儀もよくなくて、子供同士の渡り合いも下手、
おまけに字も読めない。
そんな太郎君(仮名)が、「こどもちゃれんじ」をとったとたんに、
しまじろうのトリコになって、めきめきとよい子に!

・・・・・・・。
いや、いいんだよ。そういうお子様はきっとたくさんいますよ。
しまじろうは魅力的なキャラだと思う。
テキストもよく考えて作ってあって、素晴らしい。


でも嫌なの。
何が嫌って、「できない=悪」的な考えに賛成できないの。

小さな子供が、できないことだらけなのは、当たり前。
「できないこと」は、「これからできること」。

この小さい人たちの価値観は、まだ作られ始めたばかりだ。
誰かのマネをではなくて、
いろんな刺激を受けて、影響を受けて、
自分なりに獲得していって欲しい。
ましてや、未知の物にはじめて出会うときに
「これは悪ですよ」と、出会わせたくない

親にできるのは、「待つ」ことだと思う。
近道は知ってる。
痛い思いをしない方法も知ってる。
ことによったら、身代わりにだってなれる。

「できない我が子」には正直言って、イライラする。
こんなこともどーしてできないかー!と怒鳴りたくなる。
はやくしろー!とジダンダ踏んでしまう。

でも、親がしていいのは、見守って、
助けを求められたときに「お手伝い」するところまでだと思ってる。





「何が自分にとって大切か」は、自分で決められなきゃ意味がない。
他人と比べられたって、意味のないことをわかって欲しい。


情報が多いのはいいことだけれど、
何を選んで何を捨てるかを、
自分で見極められる力を持って欲しい。

頑張れ、おかーちゃんがしてあげちゃあ
ダメなことなんだよ。


ミーに無理に字を教えなかったのは、
もうひとつ理由があった。

図書館の館長さんのお話をコラムで読んだ。
「6歳ごろまでの子供はうまく字が読めない。
でも、表紙の絵や、その本全体の雰囲気から、
自分が読んで欲しい本を選んでくる。
文字が読めるようになると、文字情報ばかりに頼るようになるけれど、
読めないうちは、文字以外の情報を楽しんでるですよ。」

なんて素敵って思った。
この時期を大事にしてやりたいと思った。
文字が読めるようになるまで、たった、6年間!


今日ミーが、ついに文字を読んだ。
一文字だけでなくて、
つながった文章をたどたどしく読んだ。
「わー!読めたねー!」
「う、うん!!!」
片っ端から嬉しそうにひらがなを読んでいた。


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