「いつもにこにこ・みけんにしわなし」
DiaryINDEXpastwill


2001年03月30日(金) 私は傀儡師。

一日まとわりついてくるマル。
じゃまだ〜。

じっと動かずにマルのそばにいると、ご機嫌なのはいいけれど、
うちのことは何にもできない。

捨て置いて、ばたばたとうちの中を動き回れば、
ぎゃひぎゃひ怒り泣きしながら追尾してきては、
じゃまに入るので、
これまたうちのことは何もできない。


困った。


だんだん腹も立ってくる。


肩も凝ってくる。



そこで、この暗い空気を一挙に吹き飛ばす、
画期的な方法を思いついた。


腹話術である。


どうせ左腕でずっと抱っこして持ち歩いてるんだし。
大きさも頃合い。
いってみよう!



「マルちゃん、あなたがじゃまするから、なんにもできないわ〜。」
「(甲高い声で、)ええっそれは気の毒だねッ!」
「かわいいからって、甘えるのもいい加減にしないと。」
「(なるべく口を動かさずに)いやぁ〜それほどでもないよーはっはっはっはっは!」
「ほめてるんじゃないのよ!」
「まぁいいから、いいから!」
「もう、あきらめてコーヒーでも飲んじゃおうかしら。」
「じゃ、マルは牛乳!」


「ちがうっ!」
マルが生声で、異を唱える。
「ココア!」


・・・・・・・・。


なに、意志をもった高性能な腹話術人形と思えば!!
(おもえないって。)





DiaryINDEXpastwill
きゃおる |MAILHomePage「にこにこばかりもしてられない」

My追加