「いつもにこにこ・みけんにしわなし」
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朝ご飯をみんなで食べていたとき、 窓の外に飛んでるちょうちょを、見つけたマル。
興奮してイスの上に立ち上がり、 隣りに座っている私を呼ぶ。 「おかーちゃん!」 なぜか、小声。 大きな声を出すと逃げてくと思ってるのね。
さらに小さな声で、 「ちょうちょ!」
うん。 にこっと笑いあって、ご飯の続きを食べようとする。
「おかーちゃん!(小声)」
・・・・・。はい?
両手を口の前に筒にして当てて、ナイショ話のポーズだ。
耳を出さねばなるまい。 「なあに?(小声)」
我が意を得たりとばかりに 私の耳にマルはごしょごしょと小さい声でささやいた。
「おかーちゃん、ちょうちょ、ちょうちょ!」
ぐあ!しまったぁあ! 私は、耳ダメなのだったぁ! しかも、舌ったらずの拗音!! ひぃぇえええ!ぞわわわわわわあぁぁぁああ!
くねりながら、固まって、反対側のイスに倒れこんでいくおかーちゃん。
「ど、どーしたん?おかーちゃん!」 目が点のモックンとミー。 「わははははははー!!」 指差して笑うな!ヒゲ!
不意打ちだったので、キツかった。 プルプルしながらようやく復活したら、 ニヤニヤともう一回ナイショ話の構えを取っている二歳児が。
「も、もういいです。」 ちょっと背中つってます。
ちぃっ。二歳児にやられるなんて。
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