「いつもにこにこ・みけんにしわなし」
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2001年05月21日(月) 泣き虫、ぱっくん

マルがおお〜〜〜〜ん!と泣いている。

大きな口をあけて、涙を流して、
おお〜ん!ぎゃお〜ん!と泣いている。

「どしたのー?」
「うわわわああああああんんん!おがーちゃーん!」
泣きながら両腕を伸ばしたまま走ってきて抱きつくマル。

「どしたの。」
抱っこして、顔をのぞきこむ。
「あおーん!あうー!」
抱っこしても泣きやまない。


「あ!」
突然おかーちゃんがマルのお口の中に何かを見つけた。
「こんなとこに泣き虫がおる!」

思わず泣き声の止まるマル。

「くちあけてみ。」

ああ〜んと口をあける。

「むむむむ?・・・・・あむぅっ!」

のぞきこんでたおかーちゃんがいきなり、
大きなお口をあけて、マルの口を、ぱくっ!
マルの口から何かをくわえこんだ!

まん丸目のマル。

ほっぺたのふくらんだおかーちゃんは、
「ぷっ!」っと、何かを吐き出した。

「ほら、泣き虫とったったー。」


ぴたりと泣きやんだマル。
もう一度大きな口を開けてみせる。

「もう、いないよ。」と言ったら、
ひざから飛び降りて、ブランコに走っていってしまった。


「うわ〜ん!」
あら。今度はサーちゃんが。
泣きながら、口をあけて私のところにやってきた。


はいはい、泣き虫、ぱっくん。


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