「いつもにこにこ・みけんにしわなし」
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2006年06月26日(月) |
マルさんのおつきあい |
マルが、泣きながら帰ってきた。 なにがあったのか聞いてみると、 「レーナちゃんが、先生に言うたる〜って言うたん! レーナちゃん、そんな子じゃなかったのにボクは悲しい!うおーん!」
はて。 なにがあったのやら。
ぼちぼち、よくよく聞いてみると、 マルとお友だち3人が歩いていたら、後ろからまた3人お友だちが来たらしい。 6人でワイワイと帰ってきていたら、 中の一人が持ってた傘でふざけて鉄砲を撃つまねをしたそうだ。
それを見咎めた子が、「センセにゆーたる〜!」とはやして、 それに同じようにレーナちゃんが「そうやそうや、言うたる〜!」とはやしたらしい。
ええと、マルが、やったわけじゃないんでしょ? 「うん。」 マルが言いつけられるわけでもないんでしょ? 「うん。」 やってもないこと言いつけられたって困らないもんねぇ。やってません。て言えばいいんだし。 「うん。」
・・・・なにが、悲しいって?
「レーナちゃんが、一緒になって、ボクにまでゆーたるーゆーたるー!って言うの!」 はぁ。 「そんな子じゃなかったのに!そんな子になってしまった!!おおう!」 また泣く。
言いつけられるー、という恐怖もあるだろうし、 やってないことで怒られたらどうしよー、と早々とパニックだし、 レーナちゃんがボクの思ってるやさしい子じゃなかったことも悲しいし、 ぐじゅぐじゅになってしまったらしい。
なんちゅうか、先回りして敏感な反応するひとだなぁ。まったく。 そこで、ちゃんと、じゃあ、どうしたらいい、ってことを考えてみたらいいのに、 そこまでの余裕はなかったらしい。
ののしりあう5人から、離れて、 「ボク、先に帰る。」と宣言して一人でとことこ帰ってきたらしい。
「だって、あんなのイやだったんやもーおおおぅおおう。」また泣く。
逃げたり、泣いたりはつまんないなぁ。 ケンカに積極的に参加するのもイヤだけど。
困ったとき、「考える子ども」になってもいい年だから、 まず、一番悲しかった「レーナちゃんがゆーたる〜!って言ったこと」を考えてみた。 どうして、そんなこといったのかなぁ。 「先に言い出した人がおったから。」 じゃあ、つられておもしろがっていうたんかなぁ。 「だって、そんな子じゃないもん!」 マルが思ってたレーナちゃんはどんな子? 「やさしい子。」 違うかったから悲しかったんや。 「うん。」 じゃ、レーナちゃんに明日、悲しかったわ、って伝えてみたら? 「どやって?」 いつもレーナちゃん、優しいのに、昨日は急にあんなこと言い出して、すごく悲しかった、って。 「そっか。また優しいレーナちゃんに戻るかなぁ。」 どうかなぁ。
小さい子どものもめごとは、たいていケロッと忘れられていくもんだろうけれど これが小さい「女の子」だというところに面倒がある。 女の子は「ケロッ」といかない粘着質なところがあるからなぁ。 女の子同士のつきあいは気を使う。
ていうか、最近、攻撃的な女の子増えたよなぁ・・・・。 いや、昔から男の子よりキツイのが女の子だったかなぁ。そんな気もする。
結局、翌日学校でうまく仲直りできたみたいで、 「レーナちゃんはやっぱり優しかったよ!」と帰ってきた。 よかったなぁ〜。
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