「いつもにこにこ・みけんにしわなし」
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2006年06月25日(日) 油絵だと。

お絵かき教室にお迎えに行ってみると、
ミーがモデルを水彩で描いていた。

獅子舞のかしらと、花瓶と、水差し。
下に敷いた布も複雑な柄だ。

2時間で下描きからはじめてここまで描きあげたそうだから、
集中力あるよなぁ。
モデルを描いてるんだが、微妙にミーの味が出てておもしろい絵になっている。

先生に、
「おんなじ赤でも、ペターンと塗ったらあかん。
光ってるとこ、影になってるとこを、ちゃんと描きわけなあかん。」
なんて、難しいことを言われている。

へ〜。むつかし〜、と聞いていたら、

「おかあさん、もう、ミーは、こんだけ画力があるから、来月から、油絵やりましょう。」
と、先生がさらっと言う。

え。
油絵。
ミーちゃんに油絵。
ひょえ〜。

もったいなくないのか?
このオリジナ〜ルな絵を描く子に。

「いや、油絵の方が、簡単やし、こんだけ描けてたら上等です。」




ほんまかいな。




半信半疑で家に帰って、
とりあえずお兄ちゃんに電話する。

実は私の兄は、趣味で油絵を描いてる人である。
大阪市立美術館のサークルでモデルなんかを描いている。
油絵、と聞いて、お兄ちゃんに、道具もらおう、と思ったのだが、
「わははー、そんなんワシの、カピカピのばっかりじゃー!」とあしらわれてしまい、
なんたらのオイルを買えだの、絵の具は12色なんて買っちゃダメだの、
マニアックな指示を受ける。

うん、うん、とメモに書き留めたところで、
「こんなもんでいいの?」と聞き返すと、
「そやけどなぁ、そんなん買わんと、やっぱり、セットになってるの買ったほうがええんとちゃうか〜。」
「あ、そうお?」
「なんか、ホラ、そんな生意気なことしたらあかんのとちゃうか〜。」

なら、そういってお兄ちゃん。
昔から変わらんねお兄ちゃん。



結局お兄ちゃんのアドバイスで、セットを買うか、ということになりました。



ミーちゃん、油絵デビューですか。
いいんだろかそんなことして。


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