「いつもにこにこ・みけんにしわなし」
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モックンのお泊りの約束が、ふいになってしまった。
と、いうか、 一番楽しみにしていたのは、たぶん、そのうちの子ども。
はじめ、モックンちに泊りたい〜と言い出したともだちくんと 二人でウキウキとうちに泊りに来る計画を立て、 楽しみにしていたのを、 「モックンのおかあちゃんは妊婦だからダメッ!」と潰されてしまい、 しぼんでしまっていたのだが、 じゃあ、モックンがうちに泊りに来て!と、計画を立て直した。 ボクが言っても怒られるだけや、と、ともだちくんがしょげてうちに来たので、 よし、ではボクが、とモックンがお願いに上がること数回、 この日ならいいよ、とOKが出た。
ほんまかいな。と思ったので母同士で話を通しに行くと、 子どもの前でいいよ、という。
ヤッター!と躍り上がって喜ぶ子どもたちだが、 なあんとなくイベントGOGO!なフンイキでないなぁ〜と、気になっていた。
しかし、ま、子どもの前で約束したんだし、と思っていたら甘かった。
当日朝、ひっくりがえった。
いいよ、と言ったときのあの顔と、 一向に段取りの相談ができないまま日が過ぎてゆくので、 モックンをはじめうちの子どもたちには、まさかの大ドンデンがあるやもしれぬから そのつもりでいなされよーと、言い含めておいたのだが、 まさにその通りとなってしまった。
おとなが、子どもにできない約束を安請け合いするのは、 ルール違反だ、と私は思っている。
おとな、それも「親」は、子どもが無条件に信じていい相手だから 親が子どもにする約束は、 「今度連れて行ってあげる」や、「またいつか買ってあげる」のような あいまいな約束でも必ず守ることをおとなである自分にきちんと課さなければ してはいけない、と考えている。 おとなの社交辞令とは違う。 まったく疑わずに心待ちにする信じる目がそこにあるからだ。
だから、子どもとの約束を、ふいにする人に会うと、ガックリくる。
予定が変わったので、と、電話を受けて、 「残念だったねぇ〜、じゃ、何かおいしいものをみんなで食べに行こうか♪」 と、子どもたちとでかけた。
こじんまりとしているけれど、おいしいレストランにランチを食べに行った。 ビーフシチューのデミグラスソースのかかったオムライスと、 サンドイッチのランチを頼んで、母子、大満足。
おいしいものは、特効薬だなぁ。
すっかり、しおれていた気持ちが元通り。 うん。母の気持ち。 立ち直りの早いこどもたちより、母のほうがぐじゅぐじゅになった日でした。
翌朝、ともだちくんが、モックンに、 いつもこんなんや。と、こぼしていたのが、ほんとにかわいそだった。
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