「いつもにこにこ・みけんにしわなし」
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年賀状が早々と届いている。 モックンには同じクラスの男子から、 ミーには同じクラスの女子からも男子からも。
これはおとうちゃんの、 おかあちゃんの、モックンの、ミーの、ときょうだいで分け終わって マルが気がついた。
「・・・ボクにきてない。」
あわわ。
マルさんのおともだちからも来ては、いるのだ。 ただ、マルのおともだちは、 「モックンの友だちの弟妹」だったり、「ミーの友だちの弟妹」だったりするので 宛名の主導権は兄姉が握っている。 兄姉から兄姉宛に届いた年賀状のすみに、なんとか読める字で 「まるちゃんことしもあそぼうね。」とか書いてある。
マル、マル、マルのはほれ、これ、これだから。 ね、サーちゃんからも、ツブちゃんからも、タックンからも来てるから、ホレ、な?
「・・・・ボクにきてるんじゃないぃ〜。」
うぅ。 追い討ちをかけるように兄姉たちが「自分宛」の年賀状に 自分専用の年賀状で返信を書きはじめた。
マルたん正月から半泣きである。 あわててマル用年賀状をプリントして モックンとミーから1枚づつ連名賀状を引ったくり 「お返事書こうね〜!」と精一杯励ましてみた。
パグ(犬)のような顔で涙にくれていたマルさん、 自分のお友だちあてに 自分がマルを抱っこした写真を貼りこんだ自分専用の年賀状に 宛名を書いてなんとか機嫌が戻った。
ううむ。今年はアドレス帳をこの人にも持たせてやらねばなぁ。 ちっこいちっこいと思っていたのに、春からは3年生。 自分だけのお友だち関係ができてくる歳にいつのまにかなってしまった。
そんなことを思いながら ミーを振り返ったら ハガキの表の切手の部分に かわいいシールを貼り付けていた。
・・・・なななななっ! なにやってんですか!
「え?あかんの?」と不思議そうなミー。 年賀状は切手を貼らなくていいのでさみしいな、と コインで削るおみくじシールがちょうど切手大だったのをよいことに 切手代わりにきれいに貼り付けてみたらしい。 ミー的ワンポイント。ふふん。得意げだ。
・・言葉に詰まる。
こ、こいつには、「手紙の書き方」をもっかい教えなければ。 そんなミーも春から6年生。不安だ。
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