徒然


2003年02月09日(日) 最後の正直。

いよいよこの日がやってきました。

11時に空港集合。
初の『レンタカー』在り旅行です。

何故ならば、宿泊先は『愛媛県 松山』
LIVE会場は『新居浜』
松山より車で約45分の場所まで向かわねばならぬからです。

ハイテンションのまま久々の飛行機に乗り、12:15発、空の人になりました。
しかし、空の便って到着が早いのね・・・。
広島(昨年5月)以来の飛行機だったので、個人的に飛行機への思慕が募ってました(笑)
なんせ、それまで5回も新幹線乗ってるからねぇ・・・(苦笑)


松山。
生まれてはじめての四国の地に下りて。
気持ちのいい空気と、どこまでも高い空と。
待ち望んでいた心を反映するかのような晴天で。
物凄く、きてよかったな、と思いました。
来れてよかった、と痛感。


私が生まれ育った街は、基本的にだいたいどこも都会に近くて。
歩いて最寄駅までいけたり、バスでも1時間に5本以上は来る街だったり。
(都心、というわけではないけど、生活に不自由はなかった)

母の実家は大阪のちょっとはずれだったので、『下町』っぽい交流の多かった街。

父の実家だった大分にはあまり遊びに行くことはなかったので、
変な話、『田舎』という過疎化している土地とはあまり縁のない生き方をしていた。



だからこそ、私にとって、
空の高い土地は憧れで。
いつも、どこか遠くに旅行に行くたびに、嬉しいんです。



私みたいに、『アレもしたい、コレもしたい』とか、雑念だらけの生き方では、
今の私はこの土地で生きていくことは困難かもしれないけど。

こういう土地で、いつしか将来暮らしていくこともできればいいなぁ、とふと思いました。




レンタカーで一路ホテルを目指し無事到着。ホテルで軽く一息した後、
勢いのまま作成したTシャツを着て、凱旋祝いをラッピング。
再び車で新居浜を目指しました。
運転免許のない私は、免許を持っている友人に運転をお願いし。本当に運転ありがとう!!!姉さん!!

運転席後ろで、空腹に苛まれつつもハイテンションのまま、
お祭りのための渋滞に巻き込まれつつも、
24時まで空いているダイエーを通ったりして、高速に乗り。

と、実はここで一度、方向を間違えて逆送してしまったのですが。


でも。

伊予のICで見た、瀬戸内海の景色。
ものすごく空が高くて。
海が綺麗で。

よかった。
来て、これてホントによかった。

何故か車内はおおはしゃぎ状態になりました(苦笑)



トンネルだらけの高速にわやわやしつつ、
新居浜に入る頃は皆何故か拳を上げる状態。


新居浜。

初めてやってきた、安藤さんの生まれ故郷です。
本当に、工場ばかりが目に付く土地です・・・あまり何もない・・・(苦笑)
新居浜の方、ごめんなさい
煙突が立ち並ぶ街・・・。車がないと不便なんだろうな、と思う土地です。
ここの街で、『サイレン』を思いついたんだろうな、と本当にしみじみと思いました。

サイレンが鳴り響く街で僕は生まれた


そうこうして会場に着いたのですが、到着時間が会場時間。
会場の駐車場は既に満車で。

彷徨った挙句、すぐそばの大通りにあったガストに停める。(ごめんなさーいーぃー)
あまりの空腹と緊張をごまかす為、そばのLAWSONによってから会場へ。


会場に着くと、まず大きな看板。

いらっしゃいませ、SEX MACHINEGUNS&マシンガー!
おかえりなさいAnchang!


そして、入り口には張り紙が。


「アンコールでは、『そぅりゃっ、そぅりゃっ!』という掛け声でお願いします」 

しかも、
地元の人は率先してお願いします。byTEAM NIIHAMA

もう、迎える側もSpecialです。

会場の中にも看板があって。
もう、本当にLIVEでNOISYも言ってましたが、『安藤弘司祭り』

安藤さんの友人、Yさんは、会社を休んで、お祭りハッピを着て走り回ってました。さすが(苦笑)


LIVE自体の内容は、敢えてここでは触れませんが。
いつしか、ちゃんと、足跡にUPしようと思います。道のりは長そうですが・・・(泣笑)

本当に、ただひたすらに、楽しかった。
3時間、何もかもが楽しくて。
わざわざ、ここまで足を運んで、
仕事があろうがなんだろうが、ここまで来てよかった。


まさか、泣きながら、頭を振ったのは生まれて初めてです(笑)
しかも、Heavy Metal Shoutしながら、酸欠になって倒れ掛かったのも初めてです(爆滅)
アンコールのHIMAWRIのShoutで、懇親の力を込めて叫んでいたら、
突如目の前が真っ白になって、そのまま崩れ落ちるかと思いました(滅笑)
←馬鹿

全員、満面の笑みで新居浜を離れ。
ICにいくつもりがまた方向を間違え、新居浜駅に向かってしまったんですが。

あまりのテンションの高さに、駅に向かって歩くマシンガーに、車内から手を振る。
見えてないだろう、と思ってやってたんですけどね(笑)

高速飛ばして、新居浜の土地に別れを告げつつ。
街の夜景に見惚れつつ、満天の星空に気付く。

空一面の星と、新居浜の夜景と。
絶対に、忘れることはないだろう。



そのまま、翌朝早いことも100も承知の私達は、そのまま就寝・・・なんてことがあるはずもなく、
ホテル前の地元居酒屋に入る。
だって、良いLIVEの後は、美味しいお酒が飲める
これ、本当に鉄則です。ねぇ?(笑)

とても食べ物も美味しくて、やっぱりお酒も美味しくて。
私たちなりの、『打ち上げ』
ものすごく楽しかったです。

そして、12時を回った頃。
みんなで、乾杯をしてくれました。

さよなら、23歳。
げんこつのLIVEで始まって、新居浜のMACHINEGUNSで締めた私の23歳。
私らしいっちゃ、ほんとに私らしいな(苦笑)


おめでとう、私。
本当に、良い締めで、嬉しかったです。
みんなもありがとう。
たとえ明日が仕事でも、生きる糧に為ります。
本当に、楽しい誕生日の夜でした。



そのまま、コンビニに行ってアイスを食べつつ、
ホテルに戻って、定例の撮影大会。
いつもはそのまま、語り大会に徹するんですが
さすがに今回は、いつもより早めに解散して各自部屋に戻り。

そのままお風呂に入ったり、髪の毛を乾かしたり、
同室の姉さんとちょこちょこ語り、
SetListを思い出したりしつつ、気付いたら3:00を過ぎ・・・。

やばいわ、早く寝ないと、と。
ベッドにもぐりこもうと。


と。

見慣れないものを発見。

ここのベッドの上で、ラッピングしたときの忘れ物?と思い、手に取る。


それは、一枚の封筒。



開封した私の目に飛び込んだのは、
一緒に新居浜に来た皆からの、『おめでとう』の言葉。





・・・・・・・・・・・・・くっそぉぉぉぉぅ・・・・・・・・やられた・・・・・(悔)





いつも、誰かの誕生日の時は、驚かそうと企む側なのに。
今回ばかりは、私の誕生日だけど、
あまりに忙しすぎる日程だけに、絶対に何にもないと思っていたのに・・・。



ほんとに心の準備も何もできてなくて。
その分、ものすごく気恥ずかしくなって、
ひっそり笑う同室の友人を横目に、枕に突っ伏して埋まってました・・・(照)




でも、ありがとう。
ほんとに、今迄で一番、想い出に残った夜でした。


折角の、最後の23歳だから、今日だけは正直に。

この人たちを好きで、本当に良かった。
物凄く、好きです。・・・・・・きゃー

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