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なめた商売 - 2001年07月19日(木) 先日問い合わせのあった方であるが、こちらからいろいろと質問をぶつけたところ、手打ちを売りして実際は機械製麺をするという。こちらとしては正直なところ、そういう方には力を貸すつもりはない。まあ、結構多いパターンのお店ではあるが、ポッチーランドで手掛けたお店の中にはそういうウソの表現をしているところはないし、ある機械打ちをしているところから手打ちと謳いたいと相談を受けたときも反対した。 機械打ちを恥じる必要はないし、大した蕎麦でもないのに「手打ち」と威張っているお店よりは美味しい機械打ちの蕎麦屋もあるのだから・・・ 先日見に行って来た横浜・関内の物件の近隣リサーチを今晩している際に、新規オープン間近の蕎麦屋を発見した。表に面して一体どうやって打つのだろうという小さな手打ち場があり、まだ工事中なのでその裏にある製麺機が丸見えになっていた。実際に打つのかもしれないが、見る限りはデモンストレーション程度ではなかろうか?そんなことをして後ろめたさはないのだろうか?不思議である・・・ それより、そこは数ヶ月前から空き物件で、家賃・保証金・造作譲渡がべらぼうに高かった。多少は下がったのであろうが、普通に考えたら商売としては成り立たない金額で、それと共にへんちくりんなデザインで客を呼び込もうなどとは甘すぎる。和洋折中はいいが、ちょっと間違えると物凄く野暮ったくなってしまう。実際笑ってしまう程のアンバランスさであった。 ちょっと先に昨年手掛けたお店があるのだが、コンセプトなどはそれをパクッテいるみたいである。場所柄最初はそれなりに客は入るであろうが、人事ながら何となく長続きはしないような気がしてならない。 商売というものは真っ当に真っ正直にぶち当たって、客に正当な評価を受けるというのが私の考えである。だから、客をなめた商売には力は貸せない。 -
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