建築図面・構造編 - 2010年08月16日(月) テナントで出店する場合、その建物の図面が必要になるが、実際には入手出来ないというケースが多いのである。現状がスケルトン状態になっているのなら実測すれば済むことだし、あとになって吃驚仰天ということはない。しかし、まだ内装が残っている場合には見えて来ない部分が多く、実際に造作を壊してみたら取れない躯体の壁が出て来たり、取れない柱が出て来たりということがある。 また、図面がある場合でも竣工図という完成したものと同じ状態の図面がある場合は殆どなく、確認申請時や基本設計時のものの場合が多い。これらのものは実際に出来上がった状態と同じ図面ではないので、微妙に寸法が違っていたり、柱の位置なんかも異なるケースがある。 だから、こういう図面を基に設計を進めていき、解体してみたら寸法が違うことに気付くという場合もある。でも、まだ図面があるのである程度のところまでは把握出来ているし、大きな障害になることは少ないのだが、一番困るのが古い建物で図面が全くないというケース。 こういう場合、工事見積りを提出してもらう際に施工業者は危険負担を見ることが多い。そう、万が一なにか障害が出て来た際にそれをカバーする分を上乗せするのである。そうなれば当然乍ら見積り金額は膨らんでしまうので、予算的に合わなくなる。 そこで、危険負担をそのまま認めてもらえばあれもこれもという感じでいろんな箇所にそれを計上することになるし、出来る限りそういうものは排除してもらうようにしている。 とにかく、図面が残っていないケースというのは本当に怖いのである。 Pocchy Land Information←Click BLOG Pocchy's Collection←Click -
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