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あっという間に / 2005年11月04日(金) |
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11月突入〜〜過ぎてるって^^;。 静岡のタリウムによる母親毒殺未遂事件の女子高生16歳。 ブログで日記を書いていて、自分を「僕」と呼び、様々な化学実験をしたりするいわゆる賢い部類の未成年。 『報道ステーション』でその事件を取り上げた時、司会の古館さんが、お茶を濁すような言い方で、「この子が特赦だとして隔離することで自分たちが安心しようとするのは如何なものか?」的な締めをしてましたが、私の心象的には彼女は、特殊な少女だと思います。 というか、おそらくは、思春期に自分が賢いという認識が、突出して、誰も自分を理解できないという孤独に追いやられたのだと思います。 チラチラ彼女の文章などを目にすると、文才はあります。物凄くでは無くても、感性豊かで、しかも理数系を愛する分裂的な気質が見えます。 ああ、もっと別の方向に向っていたら、と思わないでもありませんでした。 でも、結局グレアム・ヤングという過去の毒殺魔へのリスペクトであり、模倣に過ぎなかったことが彼女の限界でしょう。 思春期の賢さは危険です。諸刃の刃です。自分も他者も傷つけずにはおきません。 いつかは過ぎゆく季節だとしても、ひっかかってしまえば容易に抜け出せません。 自分の中の刃を研ぎ澄ますのでは無く、鈍らせ、殺すことで、人は生きていけるようになるのかもしれないと思いました。 |
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