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Pちゃん…… / 2005年11月12日(土) |
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『たけしの日本教育白書』スペシャルの中で、小学校で豚を子豚から育てて大きくなったら食べると言う授業を取材した番組を、その先生だった人が助教授になって、大学で教師を目指している学生たちに必ず見せている。そして、そのドキュメンタリーをチラッと見てしまいました。 普段自分が食べている肉がどんな風に作られ、動物の生命の犠牲の上に自分たちが生きているのかを実際に体験させる授業……それも数年にわたって、生徒たちが大切に可愛がって育てた豚……名前もPちゃんとつけて……とくると、もう最後まで観れませんでした。 北海道で酪農で花畑牧場もやっている田中義剛さんが以前テレビで、大学の時自分の精魂込めて育てた牛が精肉されて、ステーキになって来た話をしていたのを覚えてます。ボロボロ泣きながら肉を食べてみたら、美味しかった……その肉を食べれるか食べれないかで、酪農家になれるかなれないかが決まると。 私はなれません(キッパリ)。 命の重みを知って、食卓に上がったものを感謝していただくというのは、大切なことだと思いますが、それが出来ないから、動物のお医者さんとかなりたいという夢を諦めた過去があるもので……。 別の命のためにひとつの命を犠牲にするのは、頭でわかっても出来ないんですね。たぶん、Pちゃんを食べた子の中には、美味しいって思った子もいると思うんですよ。でも、それはいけないことではなくて、他の生き物の命の重みを受け止めて、自分の命と等価交換であることを確認する必要があると思う。 私が小さい頃は叔父の家で、鶏を飼っていて、たまに鶏を絞めている光景を見ていました。今でも、そうして生きている人たちもいます。でも、その人たちは命を奪うと同時に育む手も持っている訳で、現代のように、お母さんに毒を持って、観察しちゃう女子高生とは訳が違う次元にいます。 自分という個が生きていく上で、犠牲になっている命をきちんと教えていくことも必要だと思います。 でも、私には本当に出来ませんが……^^;。 |
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