おならでぃず
ライブ&映画のくり的感想。

2006年01月19日(木) 『卵の番人』@渋谷ユーロスペース

"OPEN HOUSE"『卵の番人』1995ノルウェー
原題:EGGS
監督:ベント・ハーメル
出演:スヴェレ・ハンセン/ヒエル・ストルモーン/レーフ・アンドレ/
   ユーニ・ダール・ブロンダル/etc.

ユーロスペースが移転して円山町になりました。その新館オープン記念で
大好きな『卵の番人』が上映されるというのを知り、行ってきました。
場所はEASTとかWESTがある道を東急文化村の方に降りる途中でした。
まだ完全なるオープン前でしたが、クールでシンプルでオシャレな建物。
傾斜があって見易いし、トイレとかもかわいい。コンクリート打ちっぱなし。
この作品はすでにビデオで2002年2月に観てまして、ノルウェーなんて全く
知らない(福祉国家だってくらいしか)国の映画ってことで興味をもったら
かな〜り私好みで忘れられない作品だったので、いつかスクリーンで観たい
と思っていたら、今日1回しか上映しないので来れてほんとラッキーでした。
ファーとモーという老人(兄弟)の日常を映してる映画。途中からファーの
息子コンラード(いわゆる「卵の番人」)が一緒に住む様になってから物語が
ダークな方へ(?)進んでいくんだけど、その前半はまるでコントな2人の
すっとぼけた生活っぷり(特に弟のモーが最高です!)がおもしろすぎて、
場内もクスクス笑いがそこら中で起こっておりました。ホント面白いです。
ミニコントが炸裂!特に好きなのがトイレのコント(だからコント違うって)、
ピンポンのシーン(楽しそうな後に血が出ちゃうオチ)、ジューサーの登場を
すっげー喜んでいるとこなどなどなど。ラジオに合わせて踊ったり、2人で
向き合ってごはん食べてるとこも激カワ��コンコードも実は幻じゃねーの?!
っていう無気味さが最高でした。2人でコーヒー飲んでおいしいねぇ〜って
言ってるとこなんて、私まで幸せになってきます。ツリーを飾りつけたり、
老人になっても女の子が好きだったり、ずっと家に居るのにちゃんとした服を
着て髪を整えるとこ。いちいちが素晴らしい映画でした。ほんとーに意味が
よくわからないしとても淡々としているので、こういう作品は好きな人を
選ぶかもしれないけれど、私にはとにかく大好きな愛すべき作品。(そうだ
最近TVで「時効警察」始まったけど、あれって小ネタがいっぱいしこんで
あって、あの不条理世界に近いなーなんて思いました。三木&ビシバ的世界)
インテリアもすごくかわいいし、真っ白な雪景色もきれいだし、最後に流れた
OVER THE RAINBOWもとても心地よくて(ストーリーはせつなすぎだけどね)
アッパレー拍手〜パチパチ☆な気分でした。ベントハーメル、いい監督です。
観る機会があったらぜひぜひ観て欲しいです。レンタル屋にあると思います。

ちなみにこの特集はユーロスペース配給作品のそれぞれの監督デビュー作を
上映するという素晴らしい企画で、13作品上映されています。全部行きたい
気持ちになりますねー。オゾン監督の「ホームドラマ」も大好きな作品なので、
また観に行きたいなぁ。既に劇場でも観てるけど予告だけでチョー面白かったし。
「セレブレーション」も「キスオブライフ」も未観なので気になりますわ。


 past  INDEX  will


くり [MAIL] [HOMEPAGE]