a fish called datsu -だつという名の魚-
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2000年10月02日(月) スポーツしている女性を見る目

 昨日で終わったシドニー・オリンピックの間、スポーツしている女性をめぐる意識は、『プリティ・リーグ』の頃と余り変わっていないのではないかと思っていた。第二次大戦中が舞台のこの映画では、女子野球選手は試合の他にミニスカートをはいて、マナー教室を受けることも強制されていた。その第二次大戦中と今では、女性の権利も参加できる競技も格段に増えているはずなのに、何故なのだろう。
 確かに、女性の参加できる競技は格段に増えた。中でも、柔道や重量挙げなど、仕草や服装で女性的側面を全面に出さない競技がある事は当時との最も大きな違いだと思う。それでも、必要以上に体の線を強調するようなユニフォームが多いこともまた確かだ。
 中でも、ビーチバレーのユニフォームはその最たる物だと思う。あんなに滑り込みの多い競技で、男子選手はTシャツを着ていると言うのに、女子の衣装はビキニと言っていい物だった。もし、グランド整備がなっていなければ、怪我をしてもおかしくない。それなのに、女子選手がTシャツを着てはいけないと言う決まりがあるとしたら、それは健康なお色気(というのも死語だが)が出せないからという理由に他ならないのではないか。

 自殺した人の遺稿集の広告を見る度に、こういった本が出ることは自殺を美化することに他ならないと思う。遺族の方々は、故人が何かを残したことを世に出さないと、耐えられない思いをしているのだろうとは思う。しかし、そのことがより自殺を美化してしまう恐れを持つことを、遺族の方々はぜひ考えて欲しい。


だつ |MAIL
ゆにばーさる日記すくえあー
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