天使と悪魔

以前からとっても気になっていた漫画を半分入手。
纏めて10巻まで読んだ。面白かった。

「天使禁猟区」

聞いたような名前が次々出てくるので読みやすかったのかもしれない。
小難しい懲りすぎな名前の登場人物勢揃い、
という同人作品にはうんざりしているが(プロにもありがちだよね)
天使だから、名前だけは案外親しみがある。

それにしても、我ながら知識の底の浅さにはビックリ仰天ね(苦笑)
あのね。
名前に聞き覚えがあるって、みんなゲームや漫画なんだわ。
「ガブリエル」では「トーマの心臓」の一こまが浮かぶし、
「メタトロン」「ケルビム」「サンダルフォン」
みんな金子一馬氏のイラストが出てくる。
これは…まずいんじゃないか(苦笑)

子供達が「エクスカリバーは○Fに出てくる強い剣」だと
思っているのと同レベルじゃないか。
「ラグナロクは最強の武器」だと思っているのを笑えないじゃないか。
むむぅ、いかん、いかんぞ!

しかし天界のお勉強をするよりまずは漫画(笑)

線が細くてうっとうしいほど描き込んであって
実は、画面は見にくかった。目が痛くなる。
お話も途中でぽんぽん飛ぶからわかりにくかったりする。
長く読んでいる話じゃないから、まだキャラを把握してなくて
急に場面が変わると誰の話なのか暫く考えたり
下手すると人と場面が変わった事を飲み込むのに時間がかかったり。
しかもたちの悪いことに変身したりするものだから
初心者には誰が誰やら、敵なのか味方なのか、
さーっぱりわからんよ。寝返るしな。

と、そう言うことをみんなひっくるめても
面白かった。

そもそも外国の神話にしろ日本の神話にしろ
天界の人たちってってもの凄く人間臭くて我が儘で嫉妬深くて
案外扱いに困るような人たちでしょう。(人、じゃないけど。)

それが実にどろどろと前面に押し出されていて、
人間にはない、さまざまな能力を持っているだけに
余計もう「なんでもあり」状態。
神、天使、堕天使、悪魔。みんな人間じゃないから
いわゆる人の子の常識みんなぶっ飛ばしちゃってOK、
やりたい放題好き勝手するわけだ。
天使が悪魔か、悪魔が天使か。(ああ、元は一緒か。)
これは結構面白いぞ。


ただ、基本は「愛に飢えてます」って話だよね、多分。
(ここは「かつえて」と読んでちょうだいね)
その辺は、コンセプトとしては普通の漫画かな、と思う。

この先どんな展開になるかわからないけど
半分読んだ、現在の感想はそんなところかな。
確か完結してまだそう経ってないと思うから
全巻私が読み終えるのは大分先かな。
最後まで読めたらまた感想など書くことにするね。
2001年08月17日(金)

花のもとにて / しっぽ

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