「にこにこばかりもしてられない。」
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2001年06月07日(木) |
一緒にがんばろうな。 |
20年来の友達から、メールがきた。 「とうとう、抗うつ剤、もらっちゃいました。」 あらら。
どうしたの?と聞いてみると、 ことの始まりは、ほんとに、些細なことだったりする。
誰だって、へこむときはある。 私なんて、ほんとにヘコミまくりだ。 ヒトから見たら、何でそんなことで?ってなことで、がっくりくる。
私は、正直に言って、鬱のことがよくわからん。 どーして、そんな奥底ふかくまで、 そんなにめりこんでしまうのかが、 ほんとに実感としてわからない。
でも、「彼女が変わってる」とかではなくて、 風邪をひきやすい人と、 そうでない人くらいの差しかないんだろうなぁ、と、思う。
ほぼ毎日、短いメールがくるので、 よくわからんなりに、レスをする。
励ましてはいかんのか? なぐさめるといかんよな? はっぱかけてもダメか? ほっとくのはもっとダメだよなあ?
気を使いながらメールしてたんだけれど、 私が自然にしてるのが、一番いいんじゃないかなあって、思えてきた。
私も、よくへこむ方だから、 へこんでるときの気分はわかる。
へこんでるときは、かまわれたい。
でも、いやなことは聞きたくない。 説教ぶったことや、 恩着せがましいことはごめんだ。
ただ、無理すんなよって、 何にも聞かないで、 頭をなでてもらえるだけでいい。
わたし、彼女のことを何とかしてやりたいなぁって、 思ってたのに気がついた。
「何とかしてやりたい」って、おこがましいなぁ。
立ち直るのは、結局、自分の力だ。 医者や、薬や、友達は、助けにはなるけど、 自分の足の代わりにはならない。 自分の足で立たなきゃ、視点は変わらない。
もうダメ!ってくらい落ち込んでても おかまいなしに地球は回って、お腹は空く。 お腹がすくってのは、生きてるからだよなあ。 生きてるって、半分ヤなことでできてんのかもしんないよなぁ。
でも、ヤなことを片付けたら、 残り半分の楽しいことが、よく見える気がする。
がんばれ。 と思う。 がんばれ、一緒にがんばろうなって思う。
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