「にこにこばかりもしてられない。」
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2001年06月08日(金) ちきしょ

のほほんと、二人で帰ってきたら
あの事件。

子供を刺すなんて、
精神障害ゆえの犯行にほかならないのに、
精神障害ゆえに、罪に問われないのか。

精神障害は、病気だ。
治療のできる病気だ。
全力を挙げて、治療の方法を探り、
完治させ、罪の償いをさせてやってほしい。

失われた命は、もう戻らない。

神戸の事件も、
バスジャックも
頻繁に起こる子殺しも、
今度の事件も、

犯人の心の病さえなかったら。
事件は起きなかったのに。
犯人に責任を問えたのに。


心の病は、誰にでも起こりうる。
心に病を持っていることが、問題ではない、と思う。
治療ができることなのに、
その体勢が整っていない現状が悔しい。

犯した罪は、到底許されないのに、
どうして罪の償いは免れるのだ。
バックグラウンドに
「セーシンショーガイシャダカラ、シカタナイ。」
と、思う世間があるからではないのか。

切り捨てて、、ふたをして、それでいいのかよ!

極刑を望む声は、感情として否めない。
だが、死刑は、その存在の削除だ。
不良だから廃棄と言う考え方だ。

生まれながらの不良品なんて人間はいない。
不良品に仕上げたのは、
いったい誰だ。

親だけの責任ではない。
個人の責任ではない。
個人ではあらがう事もできない、世間が敵だ。

私も世間の一部だ。

この国のゆがみを、
きちんと見極めて正していかないといけない。

もう、こんな事件はごめんだ。

心の病が穏やかに治療できる社会は、実現できるだろうか。

校門を締め切らなくてもよい日はまた来るだろうか。

己だけがよければいいと思う卑小な考えは、捨てられるだろうか。



ちきしょう!



私には何から始められるだろう。
けっして、良品ではない私に。



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