「にこにこばかりもしてられない。」
DiaryINDEX|past|will
恒例の新年会の連絡をする。
毎年毎年先輩方20名ほどに声をかけるのが私の役目。 先輩方はほぼ全員が男で既婚だ。
携帯電話の番号をうかがっている先輩にも この1回目のご連絡は必ず自宅へ差し上げるようにしている。
電話口に出られるのはたいてい奥さまだ。 奥さまに 「ご無沙汰しております、N高10期生のきゃおるです。先輩おいでになりますでしょうか。」 と言うと、 きたきた!と反応してくださる奥さまがめっきり増えた。
「まぁ!毎年ご苦労様。いつも主人がご迷惑おかけしてるみたいですみません。」 「よくやってくれてるって主人から聞いてるんですよ。ごめんなさいね、毎年。」 と、奥さまがたにねぎらわれることの多いこと多いこと。
ひとしきり奥さまと談笑したのち、 「お待ちくださいね。」と先輩に代わっていただくのだが、 そういうときの先輩はいずれも 「おお、きゃおるか、いつもご苦労。」 と、とても先輩然としていて、家でのお父さん顔とも夫顔とも違うのだろうなぁ、と思う。
奥さま方の反応からして 夫が先輩の顔になるきっかけの年末の一本の電話は 面白く受け止められているのだろうと思う。
毎年の出席率が高いのは 電話に出るときの先輩の顔が高校生の顔になってるのを 奥さまがご覧になるからだ、と確信している。
|