「にこにこばかりもしてられない。」
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子どもたちの鉛筆を削るのはなんとなく私の仕事になってることが多いので 朝だの夜だのに子どもたちの筆箱の中身を点検して 手動の鉛筆削りのハンドルをぐるぐる回して先を尖らせる。 子どもたちはなんとも思ってないようだが 私はあの削れてる鉛筆が好きなのだ。
短くなりすぎて持ちにくくなった鉛筆は、「もういいや。」と、うちに置き去りにされる。 そういう短い鉛筆も ガリガリガリガリガリと削って「鉛筆の引き出し」に入れるのだが 削れないほど短い鉛筆が増えてきた。
6〜7センチが鉛筆削りくんの限界なのかもしれない。 捨てるには忍びないし、削れないし。 なんとか生き返らないかこれ。と、じーと眺める昼下がり、もったいない神が降りた。
そだ!お尻貼り合わせよう!
短い鉛筆のお尻同士に木工用ボンドをつけて貼りあわせ 乾いたところで補強にテープをひと巻き。 充分な長さになった鉛筆を鉛筆削りに押し込んで両端ともピンピンに尖らせる。
ビンボーくさい両はじ鉛筆15本のできあがり。
すんごく満足して、鉛筆引き出しに 「これは宿題用鉛筆〜♪」と仕切りをして収めて家族に自慢して見せたら、
「買いなよっ!」とヒゲくんに言われた。
え〜。よき昭和テイストで好きなのに〜。
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