「にこにこばかりもしてられない。」
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健診。
お腹が大きいのが気になる。 こんなに大きくてヘンじゃないかしら。
ヒゲくんもおかしいんちゃうか?と言うし、 先生に聞いてみた。
「頃合。ええ感じのお腹や。 もうな、子宮が伸び伸びやねん。 だから、おなかは伸びて伸びて垂れて垂れて当たり前。 子宮の大きさも25センチで申し分ない。」
そんな伸び伸びて繰り返さんでも。
エコーでのぞいてみると、かわいい顔がはっきり見えて、 ちょうど、こっち向きに「おかあちゃぁん。」と口をあいたところ。 かっ。 かわいいっ。
「おお、口あいとるなぁ。かわいいなぁ。」と先生も。 ほんとにかわいいなぁこりゃ。
この先生はそっけないので有名なので、 「んじゃ、次は2週間後。」と、診察終わりモードになってきたので、 あわてて、 「先生、もう、どっちかわかる?」と尋ねてみたら、 「へ?なにが?性別?ああ、もうとっくにわかっとるよ。女の子。」
女の子なの〜?意外〜〜〜! て、とっくにわかってるならいいなさいよもー!
そっかぁ。女の子かぁ。 3姉妹だぁ。 モックンが弟がほしいってあんなに言ってたから、がっかりするかなぁ。
でもこのお腹の突き出し方といい、 おなか裂けるよ〜といわんばかりの胎動の激しさといい、 女の子なのかなぁほんとに。
先生にもらったばかりのかわいい顔のエコー写真を眺める。 開いてる小さなお口もかわいい。 鼻の穴もかわいい。 整ってるなぁ。絶対美人だー。(親バカ)
嬉しくなって、ヒゲくんに写真つきでメールを送る。 「おなかはこれで普通だって。頃合の大きさだそうです。 女の子だって!」
夕方、学校から帰ってきた子どもたちに、 「女の子だった〜。」と報告すると、 「え〜、男の子が良かったなぁ〜。」と言われはしたものの、 「でも、いいよ。女の子。妹かぁ!」と喜んでもらえた。よかったぁ。
それから「じゃあ、女の子の名前を考えなくちゃ!」とモックンが言い出し、 ミーが、国語辞典を持ってきて、 モックンが漢和辞典を持ってきた。
ミーは「3文字がいいなぁ〜。心って、ついた字がいいなぁ〜。」 モックンは「ボクは、木へんの字が好き。木へんで一文字でないかなぁ。」 候補を読み上げては、友だちにとかぶるとか、そんな名前はいじめられるとか 楽しくやってるところに ヒゲくん帰宅。
ミーが、ぴょんぴょん小躍りしながら、 「なぁ、なぁ、おなかの中の子、知ってる?」
ヒゲくん、「なにが?」
「おかあちゃん、まだ言うてないん?」と、ミー。 え、メールでちゃんと言うてあるよ。と、私。 「おなかの中の子女の子やってんで!知らんのおとうちゃん?」とミー。
メール?と携帯を見て、 「来てない。」とヒゲくん。
え。そんな。同じ時刻に送った友達からは即レスだったのに。 ヒゲくんにもちゃんと送れてるよ?
「来てない。あ、じゃあ、迷惑メールと一緒に一括削除した。」
コラ。
なにをかいわんや。
迷惑メールと一緒に削除だと?
迷惑メールか。赤ちゃんの写真つきメールは。 送信者は、できたから、おくさんと別れて!と迫るおねーちゃんからではなく、 正真正銘おくさんからですよ。
削 除 だ と !
スパムは大人の知恵を使って処理すればよかろう。 フォルダを分けるとか、転送制限をかけるとか。 くだらんスパムも、心のこもったメッセージも一緒くたに削除か。
そんなヤツに、発信することなんかなにもない。
「二度とメールせんっ」と宣言して、2階に上がり、 着信拒否設定をしようと思ったが、思い直して 「ヒゲくん」をアドレスから削除していたら、 モックンが、ケータイから削除されとるで〜、と告げ口しに行き、 翌朝も「すんごい怒ってるで。」とにらみつけて、弁当も作らなかった。
わかりやすい怒り方である。 そういうことにめっぽう鈍感なヒゲくんにたいへん易しい怒り方である。 親切だ〜私〜。
あたふたしながら「ごごごごごごめんていうてるやんか〜。」とかモゴモゴ言ってるが ネコをなでるのに忙しいので聞くヒマがない。
怒りはとっくのとうにおさまってはいるが、 いまだ削除されたままのヒゲくんである。(7月4日現在)わはははは。
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