「にこにこばかりもしてられない。」
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2006年08月09日(水) そうだ、教育委員会に聞いてみよう。

小学校の少人数学級の実現てのは、課題が多い。
もちろん、少人数学級にしたからって
すぐに学校が良くなるとか、今までの問題が解決するとか言うわけではないが、
現状を自分の目で見ればわかる。
今のままじゃ、子どもも先生も、学校もツライ。

で、なんとかならないか、と右往左往してるわけだが、
アンケートをとったら、行政に聞きたいこと、いいたいこと
というのが保護者からたくさん寄せられた。

校長先生、これってどうしたらいい?と聞いたら、
「あ〜、教育委員会いっといでよ。支援課。学校支援課。」
と言われたので、そうか、じゃ、いってくるか、とアポをとった。

事項書をつくって、まとめたアンケート結果を持って、
PTA会長と委員会のメンバーと3人で出かけたら、
向こうも課長と管理主事の3人で応えてくれた。

この課長さん、ほんとにわかりやすい説明の上手ないい人で、
ことあるごとにお会いする人なので、受付カウンターから
「課長〜♪」と手を振ってまずはごあいさつ。
会長が、「?と、ともだち?」
あ。いや。ワタシ、たいていこんな感じにフレンドリー。
あ。課が凍りついてますか?保護者が教育委員会にフレンドリーてのあんまりないのか?
でも課長もおお〜♪て手ふってくれたし。ね。いいことにしようよ。

相手の肩書きがなんだったって、
おばちゃん、肩書きないから、そのへんとってもフレキシブルなおつきあいです。
いいじゃん。


そのあとの会議は会議なのでマジメでした。

市の財政状況もわかるけれど、なにが大切か、なににお金を使うのか、を、
会長がわかりやすく表現。
「いくら金がなくても、田んぼに苗は植える。
借金してでも苗は植える。
そうせな、米は収穫でけへん。
少子化は問題じゃない。ただの要素だ。
将来、未来をこの子どもたちが支えていけるように
今てこ入れしておく方法を考えるべきだ。」

少子化の上に地方の財政難で、地方の教育費は削られる方向にある。
でも、それでは、未来を支える人材は育たないんじゃないか。

課長は市長に
「子どもが成人して生涯に稼ぐ金は2億と言われている。
このまま、少子化で子どもが少なくなり、
高齢化で支えられる側が増える一方なら破綻は目に見えています。
その子どもが将来、ニートになればそれを支えるのにも金が要る。
ならば、子どもたちが将来、生涯に稼ぐ金を2億から4億にできるのも、
今の教育あればこそだ。」
と、なんとか教育費をもぎとる戦いをしてくれているらしい。


お互い、戦いの方向性は一緒。
なのに、勝てない戦にじりじりとする両陣営。

まずは、お互いの動向を見せ合って、今日の会議は終わり。
次回、手を組む方法を探ろう、と解散。



うちに帰ってきて
事項書を整理していたら、覗き込んだモックンが、
「戦うおかあさん、がんばってきた〜?」

わかってんだかなぁ〜このひとは〜。


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