彼が今週の土曜(六日)に帰ってきます。(うまくいけば) 車校の卒業が四日で、五日にクラス会があるらしいのです。 私は寂しいけど、彼は実家に帰ってすぐ車校の短期コースに通い始めたので 「もっとゆっくりしてくれば」と言ったんです。 そうしたら「実家よりも一人暮らしのほうが気が楽」と、 速攻で返事されました。 高校の頃は気にしなかったけども、実家は弟の部屋との間にちゃんとした 仕切りがなく、電話をかけるにもベランダへ出なきゃならないとか、 夜中の過ごし方とか気を使わなきゃいけないそうです。 それだったらまあ一人暮らしが恋しいのもわかります。だけど、 一番嫌だったのは「脱ぎ散らかした服が車校から帰ると片付けられてた」 ことみたいで。 それがもう、たまらないらしいです。 実家ってなんなんでしょう。 私も帰省した際にそんなことがありましたが・・・ありがたいな、としか 思いませんでした。高校のときも下宿(っていうか一人暮らし)で、高二の お正月に帰ったきりだった私にとって、親の存在は暖かかったです。 車校疲れが出てそんなことを言ったのだと思います。けれど、 本音なのも事実でしょう。 最近は親の大切さがわからない子って多いですね。 私でも下宿という、他の子とは違う経験をしていなければ気づかなかった かもしれません。だけど、時間になれば栄養を考えた食事が出てくる、 お風呂に入ればふかふかのタオルがある、というのは最上の贅沢です。 あまりに嬉しくて何度も「ありがとう」と言ったら、おかしい子ね、と 返されましたが、それが当たり前のことだと思います。 人にやさしくなりたいと願う人は多いでしょう。 そのためにはまず、身近にあるありがたさに感謝することが必要なんじゃ ないでしょうか。 彼が帰ったら、そのことについて話す機会があればなあと思います。 |