▼鳩視点

2003年09月01日(月)  

彼が今週の土曜(六日)に帰ってきます。(うまくいけば)
車校の卒業が四日で、五日にクラス会があるらしいのです。
私は寂しいけど、彼は実家に帰ってすぐ車校の短期コースに通い始めたので
「もっとゆっくりしてくれば」と言ったんです。
そうしたら「実家よりも一人暮らしのほうが気が楽」と、
速攻で返事されました。
高校の頃は気にしなかったけども、実家は弟の部屋との間にちゃんとした
仕切りがなく、電話をかけるにもベランダへ出なきゃならないとか、
夜中の過ごし方とか気を使わなきゃいけないそうです。
それだったらまあ一人暮らしが恋しいのもわかります。だけど、
一番嫌だったのは「脱ぎ散らかした服が車校から帰ると片付けられてた」
ことみたいで。
それがもう、たまらないらしいです。

実家ってなんなんでしょう。
私も帰省した際にそんなことがありましたが・・・ありがたいな、としか
思いませんでした。高校のときも下宿(っていうか一人暮らし)で、高二の
お正月に帰ったきりだった私にとって、親の存在は暖かかったです。
車校疲れが出てそんなことを言ったのだと思います。けれど、
本音なのも事実でしょう。

最近は親の大切さがわからない子って多いですね。
私でも下宿という、他の子とは違う経験をしていなければ気づかなかった
かもしれません。だけど、時間になれば栄養を考えた食事が出てくる、
お風呂に入ればふかふかのタオルがある、というのは最上の贅沢です。
あまりに嬉しくて何度も「ありがとう」と言ったら、おかしい子ね、と
返されましたが、それが当たり前のことだと思います。

人にやさしくなりたいと願う人は多いでしょう。
そのためにはまず、身近にあるありがたさに感謝することが必要なんじゃ
ないでしょうか。
彼が帰ったら、そのことについて話す機会があればなあと思います。






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