「迷宮シリーズ」と呼ばれる作品は色々あると思いますが、その中でも京&一平シリーズのことです。 神谷悠という作家さんなのですが、もう30冊くらい白泉社からコミックが刊行されています。雑誌では「別冊花とゆめ」で連載の形を取られているようです。 京と一平、もしくは結城とアキラのコンビがそれぞれ一話で一つも事件に遭遇する物語形式ですが、四人は知り合い設定なので(アキラ以外の三人が同じ大学出身)一つの話に四人全員が出ることもあります。 少女マンガにしては結構えぐい事件も扱ったりしますし、作者さんの人生に対する考え方がすごく反映されているキャラ達なので好き嫌いが分かれる作品なのですが、私は大好きです。 作者さんが「勝気ないじめられっこ」だっただけあって、どんな状況に遭っても四人ともめげない。ほーんとめげない。 京はメンタルが弱いのに強いフリをしてまで何度も事件を解決するし、一平はどんな悪人でも持ち前の優しさで包みこんでしまう。結城はどこまでも人に誠実だし(特にアキラに)アキラは他人の力になろうとする。 それぞれ形は違いますが、一生懸命生きてる姿を見ると私もがんばろう!って気になります。彼らの周囲のように、私ががんばったからといって受け止めてくれる人ばかり存在しませんが、それでもがんばろうって思える。 百人いればそのうちの一人は必ずがんばってる私を見ててくれる、そう信じさせてくれる作品です。 公式設定で結城がゲイなので(笑)アキラは結城の愛を受け入れられるかどうかも作品を読み進めていく上での楽しみになってきますよー。 女性には特にオススメの一冊。ぜひどうぞ。 ------------------------ おぼえがき 金時計下 シフト変更のお願い シチューを作る ヨーグルトを食べる 荷造り |