▼鳩視点

2006年06月08日(木)  引き続き

ハウルがやばいです。




※以下ネタばれ





ハウルは話がわかんないとか、結局呪いは解けたの?と聞いてくる人が多いですが、けっこう映画を繰り返し観たり、原作を読んだりしていると分かってくる部分もあります。(映画と原作で大きく違う点>特にキャラクターもありますが。サリマンは原作では男だし、マルクルはマイケルという名前です)
たとえば呪いをかけられているにもかかわらずソフィーが若くなったり年寄りに戻ったりすること。これは、原作のソフィーが言霊の魔法を使える、という設定を使っているからだと思います。原作でも魔女に年をとる呪いをかけられた点は同じですが、その呪いが持続するのは、「長女の私は美しくない・幸せにはなれない」とソフィーが自分に暗示をかけているからなんです。映画ソフィーも気分が高揚すると若い姿に戻ったり、「美しい」とハウルに言われた途端老女へ戻る、といったシーンがありますし、ハウルが緑のネバネバを出したときには「美しくない自分」を悲しんで悲しんで大泣きします。こういった点から、映画ソフィーも魔力を持っているという設定なのではないかと想像できます。
そもそも、荒地の魔女がなぜソフィーへ呪いをかけたのかという疑問も、映画ソフィーが魔力を持っているからと考えれば納得がいくかもしれません。荒地の魔女はハウルの心臓を欲していて、ハウルに近づきたいと企んでいますよね。だから、自分のほかにハウルを狙っている者がいれば排除したいはず。それが魔力を持っている者ならなおさらです。なので、ハウルと知り合ったばかりのソフィーを襲ったと推測できるのではないでしょうか。
あとは、ボケていた荒地の魔女が急にハキハキものをしゃべるようになったのは、サリマンが贈った葉巻を吸ったからじゃないかとか、色々憶測はできます。

まあ私がこんなにハウルを好きなのは、火の悪魔であるカルシファーが、同じ火である爆弾に対して言った「あいつらには礼儀ってもんがない」というセリフと、ハウルの「守るものができた。君だ」(きゃー!!!)が好きで好きでたまらないからなんですが。黒髪ハウルは色気がありすぎる。あと、ハウルが魔法を使うとき右腕だけ水平に上げる様子がかなり好きすぎるんやけど!!!コスプレもいいね。

荒地の魔女の話し方もいい。三輪さまの「恋だね」は友達がありえないくらい真似が上手です。







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