stan-dandf-ight - 2002年11月08日(金) ああ。そういう意味なんだ。 帰れない。帰りたくないと駄々をこねて、クラスの友達に無理を言って誘った。 クラスいちノッポのKちゃんとは個人的には初めてカラオケに行った。月に負け犬を血反吐を吐くほど熱唱したらヘンに感心された。 ホントはもっと黄昏れた曲を歌いたかったんだけれども。 Kちゃんもうちの学部にありがちなT大滑り止め組で、(やっぱりそれが当時はトラウマだったらしい)物静かだけれど頼もしい。うちに帰るの厭なんだ、と言ったらオレで良ければ聞くけど、と言うからモスで小一時間話した。全部聞いてもやっぱりいつもと同じ困ったような顔をしていた。 KちゃんはKちゃんで、色々なことをぽつりぽつりと話してくれた。あまり穿っては喋らなかったけれど、このヒトはひとりで声も上げず傷ついてきたヒトなんだと思った。 言葉を選んでいるようで、でもお互いの中心を暴き合うような会話は思いの外心地よかった。傷つくことは。痛みを感じることは。動けなくなることは。屹度悪い事じゃないんだよ。ふたりともそう言っていたんだろう。 このひとと付き合ってしまおうかなと、ちょっとだけ思った。向こうにとっちゃあいい迷惑だ。 帰ったらKちゃんからメルが来ていた。アドレスにはそう書いてあった。 今は。今はとてもそうは思えないけれど。いつかは立ち上がれるかも知れない。 そうだね、Kちゃんはそういうヤツだ。 少し泣いた。 スタンドアンドファイト。 ...
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