マルロの女 - 2002年11月11日(月) 人工物はロゴス。つまり都市もロゴス。自然はパトス。 高校の頃現代国語の授業で予備校教師は、全ての単語をロゴスとパトスの比喩に置き換えろと無茶を言っていた。 ロゴスばかりを追いかけて追いかけて、捕まえることの出来ないままワタシはこんな処まで来てしまった。追いかけたモノの正体すら掴めないまま。 だって自分のモノだと思っていたのは全部偽物だったのだもの。 ワタシはいま途方に暮れている。 言っていることの 辻褄が合わない やたらと雄弁 死ぬ死にたくないと繰り返す 八つ当たる 優しくしろと言う 人間が嫌いで それでも誰かと居たいと思う パトス、パトス、パトスに翻弄される。 だって本当にイってしまった人の瞳は 吸い込まれそうに恐ろしいのだ。 身震いをして目が覚めた 電車は違う駅だった。 ワタシよりやるせないヒトはいくらでもいるかもしれないけれど ワタシは今世界一ロクデナシかもしれない。 ...
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