弱Sonファイブ

■2002年05月17日(金) るみちゃん。


はい、こんばんは。

加護でございます。

あなたは

レアルマドリードの

優勝決定戦見ました?

いやー、すごかった。

サッカーやってた人なら

わかると思いますけど

試合終了間際ですら

ガンガンボールに

食らいついていくのって

執念以外の何者でもないですよね。

本当に

本当に

すごかった。







ジダンの
ハゲっぷりが。



さて、さかのぼること数日前

るみちゃんが

東京に遊びにきました。

るみちゃんというのは、

おいらがまだ

加護あい命
(ブサイクを呼び寄せる男)
の片思い日記。

というキトクな日記を

書いていたころから

日記を読んでくれている

子です。

だからというわけでは

ないんですけど、

急な上京とはいえ、

おいらはできるだけ

彼女が東京を満喫できるよう

お手伝いができればいいな

と思っていました。


例え彼女が
吐き気をもよおすくらい
ブサイクだとしても。



で、待ち合わせ場所へ。

いくら

文字と文字のやりとりを

繰り返していても

初顔合わせは

ドキドキもんです。

どの子かなーって

探してみると、

すぐにわかりました、ええ。

さすが夜の街で

ナンバー1を

保ち続けているだけあります。

おねえ系スーツとギャルメイクを

バッチリ決めてるうえに、

一言目にはコレです。

「加護ちゃん、
 なんかまわりの人みんな
 関西弁とちゃうねん。
 こわいわー(T-T)」

...

あー、

貫禄ありすぎです。

そんでウダウダしゃべりながら

行きつけの飲み屋に行って、

昼間街歩いてたら

芸能プロダクションから

スカウトされまくった、とか

昼間テキトウに仕事してたら

部長にリストラ

されそうになった、とか

いろいろ話してました。

話してる最中

同伴とアフターばっかりで

もうウンザリってことが

話に出て、

そのときおいらは思いましたね。

今のふたりのシチュエーションって


ある意味、
同伴かアフターやん...



と。

そんなこんなで

飲んだあと

まだ少し早い時間だったので

ちょっと散歩でもしようや

って誘いました。

そしていろいろ案内しました。

ごらん、

ここがおいらが

いつもエライさん接待コンパで

使っている超高級居酒屋や、

とか、

ごらん、

ここがおいらが

湯水のように金を払い続けている

お見合いパーティ会場や、

とか、

ごらん、

ここがおいらが

お見合いパーティのあとほぼ必ず

女の子と来るスターバックスや、

とかです。

すると彼女、

うんうんほんまに〜

ってすごいかわいい笑顔で

いちいち感想言ってくれます。

これはもしかして、

もしかすると、

加護さんのこと...











かなり頭わるいと
思ってるにちがいない




と感じたので、

もとの道を引き返しました。

そのあとは

夜ののぞきスポットの

日比谷公園に行きました。

そんで

日本野鳥協会よろしく!

って感じで次々と

カップルがいちゃついているところを

ふたりでのぞきまくってきました。

そのまま勢いをつけて

芝生公園の近くを通ると

ロープがしてあって

「入ってはいけません」

という看板がありました。

「うんうん、こんなトコ
 入るやついないよな」

って言いながら

中に入ってやりました。

芝がふさふさしていて、

ウッヒョー、

全部ふみつぶしてやるぜー

って喜んでいると、

後ろで

「あイテッ」

って声が聞こえます。

るみちゃん

ポテッてコケながら

思いっきり

芝生公園の中に

入ってきてます。

かなーりびっくりしましたが、

「ほら、こっち来てみ」

ってるみちゃんの手を引いて

芝生公園の中央に連れてきて

「ここが世界一日比谷公会堂が
 きれいに見える場所や」

って教えてあげました。

しかし

手をつないだのはいいんですけど、

そのあとおいら、

どうにもこうにも

どうしていいのかわからなくて、

芝生公園を抜けてから

グルグルグルグル、

ひたすら日比谷公園内を

練り歩いてしまいました、

手をつないだまま。

そしたらさすがに疲れてきたので

道端のベンチに

ふたりで並んで座りました。

そこでおいらは

このチャンスを逃すまいと思い、

必死になって

高校時代にした万引きの話を

るみちゃんに熱く語りました。

るみちゃんもおいらに

万引きの話をしてくれました。

でも話を聞くと

おいらの方が

ダンゼンやばい万引きを

していることがわかり、

よっしゃ、勝ったぜ!

って思いました。
















ちがうだろ加護!
なんでこんな
ロマンチックな
シチュエーションで
万引き自慢
せんなあかんねん



って思いましたが、

そろそろ終電が

やばくなってきたので

日比谷公園をあとにしました。

...

彼女、せっかくはるばる

東京まで来てくれてんのに

おいらは何を案内しとんねん

って思い、

はげしく後悔しました。

帰るわずかな間にも

何か案内してやれないか

何か案内してやれないか

ってそればっかり

考えていました。

その一心で、

おいらはふと

指をさして言いました。





ごらんるみちゃん、
あれが東京名物
ビックエコーや、
カラオケとか
歌えんねんでー。






するとるみちゃん、





へー、
東京すごすぎるわー!
見てみ、あのカウンター
キャッシャーついとるで!?







って答えてました。

やっぱりナンバー1は

言うことちがうわって

感心しました。

だから

関西テイストが

プンプンする彼女を

リスペクトする意味も込めて

「ホテル代もったいないし、
 よかったら明日から
 おいらの家泊まったらええやん」

って言いました。

が、

このひと言が

ふたりにとって

前代未聞の一夜の

前ぶれになるとは

このとき1%も

考えておりませんでした。



















ジダーン。




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