弱Sonファイブ
おいらはついに発見した。 ファミコンやってて 新しい面にすすんだら どうして鼻の先がかゆくなるのか。 ... それはたぶん 無意識に緊張して 鼻の毛穴から ちょっとだけ汗が出るからだ。 それを目の前にいる店長に話したら また喝入れされた。 さて、 お店の前にあるヤクザ事務所の さる幹部の人が 亡くなったということで、 お店の前が ヤクザで溢れてた... 加護さん出勤すると いきなり クライマックス... 事務所前の 一方通行に至る道は 自販機のゴミ箱が置かれて 下っ端2人が全封鎖。 中に入れるのは フルスモのベンツだけ。 かわいそうに 集配の米屋の軽トラとか 「こんなときにふつう集配するか!?」 って下っ端に詰められてた。 もちろんうちのお店の前は 大セレブレーション中。 喪服のヤクザが高密度配置中。 数えてみると42人。 ヤクザとは そんなとこにまで縁起を担ぐのか。 疑問に思ったので聞いてみると、 「それは偶然だよ」 って笑われた。 つーかね、 こんな空間に遊びに来ようとする お客さんなんかいるわけないやん? だから店長には悪いけど、 お店ヒマだったの。 そんでもってお葬式って、 遺体が運ばれる一瞬以外、 けっこうヒマやん? というわけで お葬式で駆り出されてるヤクザと お店の前で客引きやってる加護さん、 利害一致。 タラタラと 世間話に花を咲かせてた。 しかも どんなにしゃべってても 店長文句言わない。 だからちょっと気持ちよかった。 そのうち ビールが全員に配られる。 当たり前のように 加護にも渡される。 店長に(ゴメン!)て ゼスチャーしてから 笑顔で乾杯〜♪ そのうちヤクザの携帯に着信。 ... 「はい」 ... 「おう、お前らビッとしろ!」 怒声が入る! ヤクザ一斉に整列! 足を少し開いて、 背筋を伸ばし、 左手で右手の手首を押さえ、 そのままお腹の前に沿える。 道具持ってないし、 持ってても すぐに構えられないことを示す姿勢。 つい 加護さんもやっていた... そして親分のベンツ到着。 3台のベンツのドアが 一斉に同じタイミングで開き、 2台目の後部座席から 西部警察の大門のグラサンをかけた 丹波哲郎みたいなおっさんが ヒョッコリ出てきた。 その瞬間、 一同「ウィッス!!!」 ... その日、 ヤクザとともに 親分におじぎした男として 加護さんは 店中の人にバカにされた。 加護さんは バカがバカを 笑っているなあと思った。 |