いつからだろう、泣く事が出来なくなったのは。泣く回数が減って、上手に泣けなくなって。いつしか、泣けなくなっていた。 感動の涙にむせぶ友人がいて。それはスゴイ事だと思った自分がいて。 泣く事すら出来ないくせに、心の底から笑う事の出来る自分がいて。 泣けない自分の代わりに、全ての涙を引き受けた自分がいて。 最後に涙を流したのは、一体いつの日だったのだろう。