空中楼閣

2001年10月03日(水) 嫌いな人。

多分『嫌い』に分類される人。
自信ないのにプライドだけ人一倍高い人。
つまり『奢れる小心者』の人。
多分嫌いなんだと思う、この私は。
 
けれどその実、奢れる小心者には嫌われやすい私。
理由は色々あるだろうけど、明確な理由が一つ。
 
私が常に自信に満ち溢れてるから。
 
 
頂点に立っていたい。
そうまでしなくとも人より優位に居たい。
尊敬され続けていたい。
相手を振り回して、それでも愛されていたい。
優越感にひたっていたい。
 
見下されたくない。
知らない事を誰かに教わりたくない。
振り回されたくない。
誰かに対して『敵わない』と思いたくない。
劣等感なんて認めたくない。
 
そう思いながらも・・・自分に自信がなくて。
・・・でも、認めたくない。
己の弱さを、無力さを、臆病で自信のない自分を。
一度きりでも見てしまったら。
一度きりでも感じてしまったら。
きっとプライドは崩れていってしまう。
崩されてしまう。
 
そんな『奢れる小心者』
 
 
私は全く逆の精神を持つ人間で。
プライドは低いし、自分の限界も知ってる。
土下座だって軽くやっちゃう。
・・・のに、自信の塊。
そしてその自信にさしたる根拠もなく。
ただ何となく。
自分に自信があるだけ。
 
だからこそ苛つくの、彼等は。
根拠のない、それでいて揺るぎ無い自信に。
己のプライドを崩されそうだと危機感を感じるから。
他者を落とす事によって保たれている
小さな小さな自信を揺るがされそうになるから。
 
 
私が本当に興味があるのは、
『壊されたプライドでどこまで這い上がれるか』
そういう事なのにね。
 
仲良くしてよね。


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亨 [MAIL]

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