多分『嫌い』に分類される人。 自信ないのにプライドだけ人一倍高い人。 つまり『奢れる小心者』の人。 多分嫌いなんだと思う、この私は。 けれどその実、奢れる小心者には嫌われやすい私。 理由は色々あるだろうけど、明確な理由が一つ。 私が常に自信に満ち溢れてるから。 頂点に立っていたい。 そうまでしなくとも人より優位に居たい。 尊敬され続けていたい。 相手を振り回して、それでも愛されていたい。 優越感にひたっていたい。 見下されたくない。 知らない事を誰かに教わりたくない。 振り回されたくない。 誰かに対して『敵わない』と思いたくない。 劣等感なんて認めたくない。 そう思いながらも・・・自分に自信がなくて。 ・・・でも、認めたくない。 己の弱さを、無力さを、臆病で自信のない自分を。 一度きりでも見てしまったら。 一度きりでも感じてしまったら。 きっとプライドは崩れていってしまう。 崩されてしまう。 そんな『奢れる小心者』 私は全く逆の精神を持つ人間で。 プライドは低いし、自分の限界も知ってる。 土下座だって軽くやっちゃう。 ・・・のに、自信の塊。 そしてその自信にさしたる根拠もなく。 ただ何となく。 自分に自信があるだけ。 だからこそ苛つくの、彼等は。 根拠のない、それでいて揺るぎ無い自信に。 己のプライドを崩されそうだと危機感を感じるから。 他者を落とす事によって保たれている 小さな小さな自信を揺るがされそうになるから。 私が本当に興味があるのは、 『壊されたプライドでどこまで這い上がれるか』 そういう事なのにね。 仲良くしてよね。
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