バビロンまで何マイル?
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2007年05月09日(水) |
子どもができました。 |
いくらおいらの腹が出てるからって、私の子どもな訳ないだろうが(苦笑)。 かといって二次元ペットのようなものでもなく、ちゃんと生きてる子どもです。
ただ、えらい遠くにいる子どもですが。
実は最近、子どもとともに途上国の地域開発を進める国際NGOであるプラン・ジャパンというところに参加したわけで。 簡単に言うと、月々の寄附で途上国の子どもたちが暮らすコミュニティの地域開発を支援しながら、ひとりの子どもと手紙などで交流する、というものです。私の寄付が交流する子どもに直接渡るわけではなく(それだとコミュニティ内で格差が出ちゃうでしょ)、その子が住んでいる地域全体の向上を目指すために使われる、というのがこのプログラムのミソ。 日本独自のプログラムで、子どもとの交流なしで特定の問題(ストリートチルドレンとか、HIVの問題とか、就業支援とか)に対しての援助を行うものもあります。 私は子どもとの交流もしたいし、こーいう仕事をしている関係上、病気や公衆衛生の問題も気になるし…ということで、両方のプログラムに参加しています。
プランでは交流をする子どもを「チャイルド」と呼びます。チャイルドの人数、国籍、性別は選択することができるけど、私は「まずは一人、他はぜーんぶお任せで」という風にしたら、先日資料が届き、アフリカに住む女の子のスポンサーとなりました。その国は公用語がフランス語で、英語圏だったら多少何とかなったかも知れませんが、フランス語じゃ手も足も出ないので日本語で手紙を書き、靖国神社でとった桜(宗教上の問題があるので、門とか参拝殿とか写ってないものを選んで)と、その時一緒に撮った友人達との写真を送りました。 ボランティアの方に翻訳してもらって、届くのは3ヶ月後位になるそうです。…もらった資料の写真はカメラを怖がってるような感じがしたけれど、いつか笑顔の写真が届くようになったら良いな、と今から楽しみ。 ちょっとしたギフトも送れるのですが、それはまたおいおい。(とか言いながら、もう既に可愛い鉛筆とかノートとか買い揃えてあったりするんだけど^^;;)
何で参加しようと思ったかっつーとですね、もうすぐ大台に乗る自分の行く末を考えたとき、ふと「子どもの成長を全く見ることなく老いて行くのも虚しいなぁ…」と思ったわけですわ。でも、今から子供を作り、育てるにはちょっと難しい。 里親はどうやら結婚していないといけないみたいで、それ以前に、今自分がこの状態で実際に子どもを育てる自信がない。だから遠くにいる子供たちの役に立てれば、と思ってプランに参加した。 「その前に国内にある問題を何とかせえ」という話もありますが、こと子どもに関しては、私は専門家に任せた方が良いと思ってる。目立たないし、不必要に叩かれることも多いけど、日本の子どものために日々奮闘している人はたくさんいるんだよ。
富めるモノの偽善かも知れん。チャイルドを紹介されてからその国について調べたのですが、実際、私のチャイルドの住む国と日本とでは所得格差は二桁違う。識字率だって低い。写真に写っていた大地は日本とは全く違う赤茶色で、これを耕して作物を作るのはさぞ大変なのではないかと思う。だからこそ多少でも支援ができたら、という気になった。 できたら、私が本好きなように彼女が本を読めるようになって欲しい。その前に、毎日不安なく暮らせるようになって欲しいと強く思う。
…こんな風に、これがきっかけで「遠い国のこと」に思いを馳せることができるようになったのが、自分にとってまず収穫だったな、と思ってます。これから気長に、かつしっかりと、彼女の成長を見守っていきたいと思います。
<<今日のひとこと>> 今は手紙の返事が楽しみ(*´∀`) ○9点
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