皮の裏側
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2002年12月04日(水) 平常心

人間て不思議だな。

好き、嫌い、愛情、友情、嫉妬、猜疑心、高揚、冷静、興奮、敵対、・・・

いろんな感情がある。

身体が疲れている時と休養をしっかりととった後ではまた違うと思う。

いろんな『競争』の中で暮らしていると他人よりも少しでも優位になりたいという願望がある。

テストの点数、偏差値、学歴、出身校のランク、初任給の金額、会社での出世、

ボーナスの支給額・・・一生これの繰り返しだな。

一生良い会社に居られるか否かなんてのは時の運だと思うけれど。

どんな小さなグループでも二人、三人と人が集まればいろいろ競争が起きる。

競争がなかったら、物事は進歩しない。

たとえば会社で働いても働かなくても給料は同じだったら、将来の出世に影響がなかったら、皆働かなくなると思う。

そして、その些細な金額の差でああだこうだと不満が出てくる。

だから次は負けないように努力する。

『どうやったらCSを向上できるのか』
『もっと売り上げを伸ばすには』
『他社よりももっと安く大量に売るためには』
『品質・生産性向上のためには』
『もっと経費を減らすためには』

こういうことがあるから、世の中が良くなっていく。

(今の日本はちょっと変だけど)

そういう意味で競争の中に身をおいて常に平常心を保つことはできない。

自分の気持ちの中でも、今日は疲れてるなとか、今日は駄目だなとかというのがわかる。

そういう肉体的に疲れている時は精神的にもマイナスになってしまう。

それを我慢する事はないと思う。楽になったほうがいい。

いやな事、苦手なことは逃げずに、そして手元において引きずらないよう、

ささっと済ませて処理済にして忘れるのがいい。(なかなか出来ないけど)

肉体的には疲れているのだが、精神的に高揚している時もある。

他人と競争することなく、自分は自分なのだからと考えると多少は楽になる。

たまたま、今この日記を書いている時間(12月5日午前6時)

俺の気持ちとしては、かなりスッキリしてるかな〜と思った。

(文章に表すとスッキリとはしていないけど)


心と身体の健康をバランス良く保って行動するって難しい。


<追記>
「平常心」って言葉、中学の頃修学旅行で行った奈良のある寺の坊さんの言葉を思い出した。それを日記のタイトルにしてしまう俺って・・・あれから何年もたったけどまだ修行も足りないし、会得してないんだけどな。道は険しいねえ。



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