/ 目次 /
山道 2006年02月05日(日)

濡れた路
平行線つくってく
車輪 車輪 車輪 車輪
ぴかっと 光った
きれい きれいかなあ?

ぴかっと 光った
あ これは セツゲン ってやつだ
白い うんこれは白い
誰の跡もないね

木々が影を落とす
ゆらゆらの森

段々畑が曖昧な輪郭で踊る

白い太陽 ぎんと
窓の膜貫く
この胸温かい痛み

「雪のある国に生まれたら
雪に埋もれて早く死ねましたか」

訪ねてみるけれど
自然は答えを与えてくれない

与えてくれるのは
喜びと恐怖で

まっさらなゼロと幾重のムゲンを

自然は真実ばかりを抱いているから

真実はとても残酷で
嘘さえ許せない私は
耳ばかり塞いでいる

妙な好奇心
いらない怖いもの見たさ
真実を求めてる

私は自然を愛している

街並みに近付くにつれて
汚れた土が顔を出す
叫んでいる枯れた草に
私はキスが できるかなあ

平行線 どんどん増える
あとにあとに続くから見えなくなる

求めた真実が自由ならば
ここに答えがあるけれど
削られた自然の愛が
憎悪に変化した

青い 青すぎる空に
私は投げキス
そしてウィンク

愚かな行為に神さまの暴力
神さまの暴力に愚かな行為
つづいていく つづいていくんだなあ

愛してる
それがみんなに聞こえたならば
神さまとも自然とも人間とも
仲良くなれるかなあ

愛してる みんなのことを私は愛している





↑エンピツ投票ボタン
My追加

感想等、お願いします。




熊野
mail home