やんの読書日記
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2003年12月11日(木) |
詩のすきなコウモリの話 |
ランダル・ジャレル作 モーリス・センダック絵 長田弘訳
モーリスセンダックの挿絵にひかれて手にとった ある日昼間に目が覚めたコウモリが 昼間の世界の生き物にあこがれて 見たもの、聞いたものを詩に書こうと いろいろ努力する、というおはなし
コウモリは自分の気持ちを誰かに伝えたくて 詩を作るのだけど、表現ばかりに気をとられて 理解されない。 その誰かとは、自分の兄弟たち、仲間たち 気持ちを分かち合えるのは 仲間だということにコウモリは自分でも気づかない。
コウモリの詩を理解して、助言してくれたシマリスのことば 「コウモリの詩をつくればいいじゃないか」 自分の気持ちに素直になること そんなことをそっと教えてくれる やさしい絵本だ
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