やんの読書日記
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2004年01月06日(火) イニュニック

星野道夫編
新潮社

生命という意味のアラスカの言葉
星野氏が追いかけていたものは
クマや、ムースや、鯨、小動物、木々や草花
アラスカの手付かずの自然の中に入ると
都会がものすごく狭くなるという
それはウィリアム・モリスも言っていた。
彼の場合はアイスランドだけれど。

アラスカに行こうと思ったきっかけは
子どものころからの読書にあったことをここで知った
アラスカ大学へ留学するところ
定住してしまうところなどはとてつもなく大胆に思えるのだが
それは彼の心の奥底にあった真実がそうさせたのだろうと
感じた。探検家にありがちな大きく開いた心
日々の暮らしにきゅうきゅうとしないおおらかさ
そして、生命の重みや弱さや強さを
感じることのできる感覚。
それが星野道夫を偉大にしていることを知った。


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