やんの読書日記
目次|昨日|明日
星野道夫編 新潮社
生命という意味のアラスカの言葉 星野氏が追いかけていたものは クマや、ムースや、鯨、小動物、木々や草花 アラスカの手付かずの自然の中に入ると 都会がものすごく狭くなるという それはウィリアム・モリスも言っていた。 彼の場合はアイスランドだけれど。
アラスカに行こうと思ったきっかけは 子どものころからの読書にあったことをここで知った アラスカ大学へ留学するところ 定住してしまうところなどはとてつもなく大胆に思えるのだが それは彼の心の奥底にあった真実がそうさせたのだろうと 感じた。探検家にありがちな大きく開いた心 日々の暮らしにきゅうきゅうとしないおおらかさ そして、生命の重みや弱さや強さを 感じることのできる感覚。 それが星野道夫を偉大にしていることを知った。
|