やんの読書日記
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この物語を読むと、小数民族の哀しみが 重く伝わってくる。 神の守人として登場してくるのが 少数民族としてロタ王国の歴史上抹殺されてしまった タルの民の少女アスラだ バルサは、アスラを自分の少女のころと 重ね合わせてしまう。
アスラは猟犬カシャルたちに命を狙われるが それを阻止しようと動き始めるバルサやタンダ
アスラと兄チキサを少数民族のいまわしい者としては見ず 暖かく包んでくれるような人物の登場がうれしかった バルサが追っ手をまいたあとで立ち寄った商家のおかみマーサだ。 カシャルでありながら、アスラを殺さずに 彼女の異能者としての能力を封じ込めようと 思い始めるスファルもまた奥深い。
続編ではアスラは救われるのだろうか
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