それ程忙しくなかったとは言え 連チャンの売り場だったこともあり 自分の中がからっぽ状態に もうこういう時は いっぱい寝るに限るので 子ども達を学校に送り出さなくていいのが 本当に有難い
するとひさびさの友人から電話 離婚して子ども達を置いて家を出て 新たに別の男性と住み始め 今は妊娠8ヶ月 好きな人と暮らすことが 好きな人の子どもを産むことが 何よりの望みだったはずだけれど
他人と一緒に生活して行くのは 好きだけじゃ乗り切れない いろんな苦労がある それまで解らなかったお互いの違いに たくさん喧嘩をしたり我慢したり 少しずつ折衝点を見出していく
そんな渦中のあれこれを話しながら 後悔を口にする友人だったけれど 以前はパートナーが生活環境を提供してくれて 自分は享受するだけの 対等ではない関係がいやだったはず そういう意味では今初めて ふたりの家庭を築こうとしているように思えた
いくつかの選択肢を前に 自分が何をどう選んだらいいのか迷いながら 二度と同じ後悔をしないようにが 選択の基準になっていたりする そうしてその選択が新たな後悔を生み 時には諦め時にはまた選びなおす
完璧な選択なんてあり得ないのに せめて 同じ轍を踏まないようにと思いながら また別のわだちの中に はまり込んでいるわたし達なのかもしれない
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