ゆりゆり日記
ただ知ること
過去にあつめたカケラで出来る絵は
その瞬間瞬間ごと
いつも完璧だということ
そうして明日を未来を生きていく

2004年08月05日(木) 小さな宇宙

コウノピアの帰り
会議室を借りようと市民会館に寄った
手続きは5時までだったので
予約はできなかった
明日も売り場に出る日なので
土曜日に再訪することに

ことのめぐりは重なるようで
ショップの準備に忙しいさなか
引越して来た頃から友人と話していた
野口整体をやっと始めることができた
豊岡には道場がないので
お互いうろ覚えの記憶を辿りながら
息を吐くところから
たっぷり時間を掛けた

あまりに久しぶりなせいか
思うように活元運動が出るほどではなかったが
固まっていた内側が次第にほぐれ
自分に必要な動きの傾向は
なんとなく感じることができた
終わると意外なほど
からだが軽くなっていたので
今日は2度目の部屋取りに行った訳なのだった

いっとき家でもやったことはあったが
日常と同じ空間では
やはりなかなかうまく没入できないし
そのための時間を作り出すのも難しい
まして怪しいカルト教徒みたいな動きを
子ども達が見たら
さぞやびっくりするだろうとも思ったり

以前通っていた整体道場の先生の奥さんは
初めて活元運動を見せられた時に泣いたそうだ
なんだか解らない動きをしている人間を
何の前知識もなく目の当たりにして
本当に怖かったと話していた
いくら効果があって
自分で自分をよくして行けるものでも
野口整体は特に一般向きではない気がする

けれどわたしにとっては
例えば教会へ行くことに少し似ている
整体の基本からはずれているかもしれないが
呼吸のときに感じる
身体感覚はとくべつのものだ
頭のてっぺんの遥かうえの天から
なにか新鮮なものが降りてきて
背骨を通って尾骨から
地球の奥の方へアースする

天と地の真ん中にいるわたしを
そんな風に意識することは
普段の生活ではほとんどない
そうして背骨を軸とした
自分のからだの中心をも確認する
おおきい宇宙のなかにいる
わたしという小さな宇宙を感じることで
肉体を持つことの不自由さが解かれてゆくようだ

その至福の感覚を
もっときちんとからだに刻み込んでおくためにも
これから定期的にやって行こうと思う


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ゆりすこ [MAIL] [吉祥堂]

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